音楽に詳しい人が思わずニヤッとしてしまう新ジャンル「Guilty Plesure」とは?
どうも、朝倉未来です。
最近海外の音楽記事で有名ミュージシャンたちの自分のギルティ・プレジャーはこれだ!つってまとめてあるリスト見つけて面白いなと思ったのでブログにしてるんですけど、前からあったらごめんね。
Guilty Plesureってなかなか日本語にしづらいんですけど、もともとは夜中に食べる愛数リームみたいな、良くはないんだけど、やめられない喜び(罪のよろこび)なんかに使われるんですけども、音楽業界では「これ言っちゃうとダサいのわかってるんだけど、実はこの曲結構好きなんだよね」みたいなジャンルです。わかるかな?
例えばで言えば、めちゃくちゃワルで少年院出のウェッサイ系のゴリゴリの日本語ラッパーが、「zoneの君がくれたものっていい歌だよね」って言っちゃうみたいな。
まぁもう一つ理由があって、そもそも日本の音楽文化において、詳しい人ほど音楽ジャンルに偏見ないし、むしろそれがなんかカッコよく感じたりするっていうか。
実際ZORNってラッパーがいるんですけど、まじでsecret base ~君がくれたもの~を歌ってた女の子バンドが由来ですからね。
とはいえ!
なんですけど、SpotifyとかでGuilty Plesureのプレイリスト見ると、多分だけど「あー!わかる!わかる!」ってニヤニヤしちゃうと思うんですよ。絶妙なダサさに。
ちょっと見てみましょう。
どうですかね?
なんかニヤニヤしちゃうでしょ?
僕なんかは普段から堂々とポップス好きを公言してるからそんなのあまりない気がするんだけど、いや、たしかにいい曲なんだけど、堂々と好きっていうのちょっと恥ずかしいなって言う絶妙なラインナップなんですよね、
中にはグー・グー・ドールズのIrisとか、何が恥ずかしいのかよくわからない名曲もあるんですけど、多分流行りすぎてなんだかな、って印象が現地の人にはあるのかも知れない。
ちょっと気になったのいくつかピックアップしましょう。
Simple Plan - Welcome To My Life
ちょうどエモポップが流行った頃のカナダかなんかのバンドなんですけど、何がダサいって歌詞が壊滅的にダサい。
Do you ever feel like breaking down?自分が壊れてしまう感覚ってわかる?
Do you ever feel out of place?自分の居場所じゃないって思うことは?
Like somehow you just don't belongどうやってもどこにも馴染めなくって
And no one understands you誰もわかってくれないって思うことは?_中略_
No you don't know what its likeいや、きっと君には解りはしないよ
Welcome to my lifeようこそ、僕の人生へうっせぇうっせぇうっせぇわ
ダサい!!壊滅的にダサい!!!!!
あ、うっせぇわは言ってないわ、ごめん。
でもまぁ、僕、嫌いじゃないんですよね、この曲。
James のSit down みたいになんかこう、みんなで歌うと楽しそうじゃないですか。
Third Eye Blind - Semi-Charmed Life
Billy Joel - We Didn't Start the Fire
この辺は早口なので「歌えるとドヤれる」シリーズですね。
ちなみに僕は両方完璧に歌えます。まじで披露すると多分糞ダサいです。
Dexys Midnight Runners - Come On Eileen
彼らに関しては、一発屋なんだけど、リーダーが金欠になって自分の次のシングルのマスターをこっそり売ろうとして自分自らスタジオに盗みに入って捕まったというダサエピソードのせいな気がします。
メンバーのミック・タルボットは後にポール・ウェラーに拾われて、スタイル・カウンシルで成功をおさめてます。よかったね。
カーティガンズとかシックスペンス・ノン・ザ・リッチャーとか、日本でもCMとかでバンバン流れてたので、なんかメジャーすぎるダサさみたいのがあるのかな?似たようなジャンルなのでわかりやすいですよね。
ってことで尽きなくなるのでこのへんで。
あとは同世代のおっさん同士、車で乗り合わせたときにでもみんなでワイワイ聴いてみてはどうでしょ?多分盛り上がると思うので。
ではでは。
HIPHOPをよく知らないヲタクが「洗濯干すのもHIPHOP」について語りたい件
以前西野カナさんが炎上したんですけど、簡潔にまとめると
友人&スタッフにアンケート調査
リアルな恋愛体験や言葉遣い、共感できるかどうかなどをリサーチしてそれらを歌詞に反映。ひとつの物語として歌詞を完成させます。
これを聞いた視聴者からは、「ネタ集めだ」「自分の体験じゃないのか」といった批判が殺到しました。
ってことなんですけども。
は?
何を言ってるんだおい、そこの一般人。
普通のOLかなんかやってて、マッチングアプリなんかで出会い求めてるくせに「彼氏は年収1000万円くらいがいいなー」とか言いながらボーナスで買ったブランド物の財布をポイントカードで膨らませてるような一般女子と、西野カナ様の私生活に、共通項などあるわけないだろ、いい加減にしろ。
。。。。。ふぅ
落ち着いたので本題入りますけど、
みなさんは音楽に何を求めてますか?
難しい質問ですけど、ちょっと考えてください、僕先に答えますんで。
僕は音楽好きですけど、特に音楽に救われたとかそんな大げさに好きなわけでもなくて
「ごはんのふりかけ」
くらいに思っています。
味気ない僕の白米のような日常に、あったらいいな、って感じの味付けですね。
天気いい日はギターポップとかボサノバなんか聴きたいし、夜ドライブしてるときはジャズとか韓国系のトラックメイカー聴きたくなるし、推しのこと考えてるときは恋愛っぽいのも結構ハマるし、シーンにバッチリなアニソンなんかも好きだったりする。
まぁ大抵の人にとって、音楽ってそんなものじゃないのかな?っておもうわけです。
で、色々掘り下げて聴いていくうちに、より自分のシーンとの共通項に近い音楽を選ぶようになっていって、要は西野カナ先生とかの「マーケティングされた大雑把な最大公約数的な共通項」よりは、より自分の求めている物に近いものを探してアングラに走っていくもんじゃないかなと。
僕は常に音楽が流れていないと嫌なんですけど、そうでない人にとっては西野カナ先生のやり方は正解なんじゃないかと思うわけですよ。
香水 / 瑛人 (Official Music Video)
ちなみに僕の彼女はドルチェ&ガッバーナの香水してないし、そもそも画面から出てきません
ところでこれってコレ早くしただけじゃないの?
まぁいいけど。
あ、まだタイトル回収してないや。
ZORN / My life [Pro. DJ OKAWARI / Dir. 飛沫] Official Music Video ℗2015 昭和レコード
この曲って結構HIPHOP側の人には衝撃だったらしくて、それまでのHIPHOPってUS至上主義が主流で、まぁいわゆる、金、女、葉っぱ、ワル、みたいなのがカッコいいとされてたわけで、ZORNは the darknessって看板さげで出てきたにも関わらず、この曲であっさり素の自分をさらけ出すんですよね。
カッコつけてなんぼの世界でコレは相当勇気ある決断だったと思うし、逆にZORNすげーなって、なった訳ですよ。
ただ、HIPHOP側じゃない僕からしたら、この曲がバズったのってソコじゃない気がするんですよね。
僕らみたいなHIPHOP関係ない人間がみても、あ、なんかわかるな。イイな。って思える共通項がこの曲にはあるんですよね。ありませんか?
ZORNは決して西野カナ先生みたいに狙ってそうした訳じゃないとは思うんですけどね。
皆さんはどう思いますか?
ではでは。
あ、ちなみに僕はZORNの名言はむしろ、「韻は飛距離」だと思います。
似た言葉で韻を踏むのはかんたんだけど、その言葉がどれだけかけ離れてるか(飛距離)が大切、だそうです、なるほどね。
表参道でオープンカフェよりお嫁さんと食う醤油ラーメン
めちゃ笑った。
ではでは
ニコ動出身ミュージシャンが持っている隠れた強みについて語りたい件
時々企業案件というか、まぁ会社のフライヤーのデザインとか頼まれるんですけど、
大抵、年配のボス的な人って、アレもコレも載せてくれって言ってくるんですよね。
ネット世代の皆さんならご存知かと思うんですけど、あんまり興味ないことがごちゃごちゃ書いてあるフライヤーなんか、まず読まれないんですよ。
ここらへんはいつも葛藤なんですけど、僕は大抵こういう質問をします。
「あなたが暇だなって思う時間って何分くらいですか?」
そうすると大抵30分くらいかな?って返事が来るんですけど、
「じゃああなたは30分電車で何もせず座ってられますか?」
って聴くと大抵1~2分でスマホ開いちゃうって言います。
そうなんです。
情報に溢れた現代に生きる我々にとって、暇=1分くらいなんですよ。
だから僕はフライヤーやポスターのデザインも1分で興味持ってもらえるかどうかが勝負だと説明するんですけど、まぁあまり理解してもらえないです。
そりゃそうですよね、どうせお金払うならなるべく情報は多く載せたいだろうし。
音楽に関しても僕らはそんな感覚で接してるのかもしれない。
ちょっと聴いて耳に残らなかったら次の曲って感じで。
まぁ非常にもったいないことなんですけど、なんせ選択肢が多すぎますからね。
いい意味でも悪い意味でも。
YOASOBI - 夜に駆ける / THE HOME TAKE
一見普通のポップなバラードなんですけど、気づきました?
Aメロ、Bメロ、Cメロ
全部歌い方とかトーンを変えてくるんですよ。1分どころか30秒置きに別のトーンになっていく。
一回聴いただけじゃ多分覚えきれなくて、このテクニックこそ、最後まで飽きさせず、つい聴かせてしまう理由なんじゃないかなぁと。
ちなみにこの曲はとある小説をもとに作られてるんですけど、その小説も1分で読み終わります。
こういうのってニコニコ動画独特のシステム、「リアルタイムで感想コメが流れる」に慣れているミュージシャンならではの感性なのかな?って思います。
ここ好き!とかの弾幕が曲のワンフレーズごとにウケるウケないのバロメーターとして視覚的にわかるわけですからね。
そういうのを全部無意識に継ぎ接ぎしたガラパゴスキメラみたいな化け物曲ができたりするんだろうなと。
トップハムハット狂 (TOPHAMHAT-KYO) "Princess♂"
僕めちゃくちゃ好きなんですけど、トップハムハット狂はめちゃくちゃウェッサイ世代なのに日本語ラップが好きだったせいでニコニコで活動していたトラックメイカー兼ラッパーです。この曲もまた非常に目まぐるしい。
彼のこの曲は海外で火がついてフォロワーも7割が米国その他なんですけど、彼いわくイラストレイターがウケたからって説明してたんですけど、謙遜ですかね?
僕は米国にはないめちゃ和風なガラパゴスさを感じるのですが。
トップハムハット狂 (TOPHAMHAT-KYO) "ESKRRRP"
めちゃくちゃ上手いなーって思うんですがどうでしょ?
エレクトリックスウィングあり、フューチャーベースあり、チルもあり、アルバムごとに全然違うテイストで来るので楽しくて好き。
トップハムハット狂 "Windy Indie"
ではでは
ギターポップの名門、サラレコードと、”サラっぽい”邦楽ロックについて語りたい件
どうもです。
嬉しいことにツイッターをフォローして頂いてた方から、僕のプレイリストの中にサラのミュージシャンが居てDMしてしまいました、といったメッセージを頂いたので
たとえ、一人でも二人でも、
これいいよね!
って言える相手が居たりするのが楽しみで書いてるブログなんで。
この上ないくらいの喜びでした。
今日はちょっとそういうお話です。
子供の頃、父親が帰宅するまでの間、勝手にレコードを部屋にこもって聴いているのが何よりも好きだったので、その癖は成長してからも抜けなくって
学生になると、放課後は友達と遊ぶでもなく、毎日1000円分のレコードを買って帰るのが僕の趣味でした。
学校が御茶ノ水にあったので、ディスクユニオンの100円コーナーを片っ端から漁るのがメインだったんですけど、時々新宿にあった英インディーズの専門店、ビニールジャパンってお店に行ってたんですね。。
で、そこでいつも必ず買うのがサラレコードでした。
サラレコード(Sarah Records)は1980年代から1990年代まで存在した、ほぼ7インチシングルしか販売しなかった英国のギターポップ専門のレーベルなんですけど、
一言でいえば、毒にも薬にもならない手作り感しかないようなミュージシャンばかり扱っていて、ときにはびっくりするくらい下手くそなバンドもあったりしたんですけど、その2曲入りのレコードを雑誌感覚で買って帰って家で聴くのが大好きでした。
まぁめちゃくちゃ下手なのもクスっと笑える値段だし、なにより針を落とすまでドキドキするし、どっちにしても可愛さ満載なんですよね。全く損した気分にならないというか。
いわばラーメン屋で流れてるJAZZくらいどうでも良かったりするんですけど、僕はその絶妙さが大好きでした。
そんな中でも稀にすごく良い曲もあるんですよ。
cool guitar boy heavenly
The Sea Urchins - Pristine Christine
どうですかね?僕は好きなんですけど。
で、ああ、サラだね、って感じが
Brighter - Maybe
こんな感じです。下手でしょww
で、僕が面白いなーと想うのが、こういったギターポップって今の日本の邦楽ロックでも健在で、ちょっとそっちを幾つか紹介したいなっていうのが実は今日のメインです。
どれもノスタルジーと可愛らしさとゆるさとほんの少しのかっこよさを絶妙に兼ね備えていて、ごく一部のツボる人にはたまらないバンドだと想うので是非に。
LIGHTERS - blue
僕がいまガチハマりしてるバンドです。この二人と男性のドラマーのスリーピースです。MVもめちゃくちゃよい。
Lucie,Too - Lucky
前にもブログにしたんですけど、やっぱり好きなので。
この頃はまだ楽器はじめて1年くらいなはずです。栃木出身。
ラッキーオールドサン『ミッドナイト・バス』
ご結婚おめでとうございます。夫婦でいまは地元で活動してらっしゃいます。
YOU SAID SOMETHING / Love Foreve
ねえ、いいでしょ??
失礼な言い方で申し訳ないんだけど、なんかもう全体的に力抜けるんですよね。
Helsinki Lambda Club − Good News Is Bad News
ヘルシンキラムダクラブはもう有名なんですけど、ベースの人が僕が10年くらいお世話になってる同じ美容師さんです。どうでもいいですね。
baby stop lady flash
LadyFlashって曲がThe GO!TEAMでありましたね。そこからかな??
ということで最後思いっきり脱力していただいて、今日はこのへんで。
ではでは
ギターポップの名門、サラレコードと、”サラっぽい”邦楽ロックについて語りたい件
どうもです。
嬉しいことにツイッターをフォローして頂いてた方から、僕のプレイリストの中にサラのミュージシャンが居てDMしてしまいました、といったメッセージを頂いたので
たとえ、一人でも二人でも、
これいいよね!
って言える相手が居たりするのが楽しみで書いてるブログなんで。
この上ないくらいの喜びでした。
今日はちょっとそういうお話です。
子供の頃、父親が帰宅するまでの間、勝手にレコードを部屋にこもって聴いているのが何よりも好きだったので、その癖は成長してからも抜けなくって
学生になると、放課後は友達と遊ぶでもなく、毎日1000円分のレコードを買って帰るのが僕の趣味でした。
学校が御茶ノ水にあったので、ディスクユニオンの100円コーナーを片っ端から漁るのがメインだったんですけど、時々新宿にあった英インディーズの専門店、ビニールジャパンってお店に行ってたんですね。
で、そこでいつも必ず買うのがサラレコードでした。
サラレコード(Sarah Records)は1980年代から1990年代まで存在した、ほぼ7インチシングルしか販売しなかった英国のギターポップ専門のレーベルなんですけど、
一言でいえば、毒にも薬にもならない手作り感しかないようなミュージシャンばかり扱っていて、ときにはびっくりするくらい下手くそなバンドもあったりしたんですけど、その2曲入りのレコードを雑誌感覚で買って帰って家で聴くのが大好きでした。
まぁめちゃくちゃ下手なのもクスっと笑える値段だし、なにより針を落とすまでドキドキするし、どっちにしても可愛さ満載なんですよね。全く損した気分にならないというか。
いわばラーメン屋で流れてるJAZZくらいどうでも良かったりするんですけど、僕はその絶妙さが大好きでした。
そんな中でも稀にすごく良い曲もあるんですよ。
cool guitar boy heavenly
The Sea Urchins - Pristine Christine
どうですかね?僕は好きなんですけど。
で、ああ、サラだね、って感じが
Brighter - Maybe
こんな感じです。下手でしょww
で、僕が面白いなーと想うのが、こういったギターポップって今の日本の邦楽ロックでも健在で、ちょっとそっちを幾つか紹介したいなっていうのが実は今日のメインです。
どれもノスタルジーと可愛らしさとゆるさとほんの少しのかっこよさを絶妙に兼ね備えていて、ごく一部のツボる人にはたまらないバンドだと想うので是非に。
LIGHTERS - blue
僕がいまガチハマりしてるバンドです。この二人と男性のドラマーのスリーピースです。MVもめちゃくちゃよい。
Lucie,Too - Lucky
前にもブログにしたんですけど、やっぱり好きなので。
この頃はまだ楽器はじめて1年くらいなはずです。栃木出身。
ラッキーオールドサン『ミッドナイト・バス』
ご結婚おめでとうございます。夫婦でいまは地元で活動してらっしゃいます。
YOU SAID SOMETHING / Love Forever
ねえ、いいでしょ??
失礼な言い方で申し訳ないんだけど、なんかもう全体的に力抜けるんですよね。
Helsinki Lambda Club − Good News Is Bad News
ヘルシンキラムダクラブはもう有名なんですけど、ベースの人が僕が10年くらいお世話になってる同じ美容師さんです。どうでもいいですね。
baby stop lady flash
LadyFlashって曲がThe GO!TEAMでありましたね。そこからかな??
ということで最後思いっきり脱力していただいて、今日はこのへんで。
ではでは
深く険しいダバダバ(スキャット)の道
どうも。
家庭の事情で病み上がりでツイッターに浮上したら推しが病んでしまってツイッターに居ないというタイミングの悪いヲタクです。
皆さんダバダバは好きですか?
今、脳内で「イェーーーイ」って声が響いたので勝手に進めますが
そもそもスキャットとは何か?というと
ジャスなんかでアドリブで入る、もしくは入ってしまう歌声から来ています。
Cleopatra's Dream
当時のジャズアルバムって、まぁ僕はクール・ジャズしか聞かないのでそれ前提で話すんですが、ブルーノートとかヴィレッジヴァンガードとかいったクラブで一発取りの、いわばライブ盤のようなものが多くて、このバド・パウエルのクレオパトラの夢もそうなんですけど、よく聞くと、ダバダバって聴こえませんか?
僕はコンビニの駐車場とかに設置してある高音域の若者よけの音が聞こえるし、なんなら時々
「ふっ。。。うるさいな」
と若者ぶってるくらい耳が良いので、聴こえます。ダバダバが。
さて、このダバダバを積極的に音楽にとりいれようじゃないの!っていうジャンルがあるので、今日はそんなブログになります。
ちなみにスキャットマン・ジョンも、由紀さおりも出てきません。
るーるーるるるー
Un Homme Et Une Femme
1966年、クロード・ルルーシュ監督による、いわゆるヌーヴェルヴァーグ映画なんですが、音楽をフランシス・レイが担当していて、ダバダバといえば外せない一曲ですね。
僕はフランス版とアメリカ版、両方買いました。
一曲だけサンバサラヴァという曲をビエールバルーが作っていて、後にカヒミ・カリィさんが私の好きなサラヴァというセレクトアルバムを出すんですけど、その人です。
ちなみに僕はピエール・バルーとあったことがあるので凄い自慢してます。
同じく映画くくりで外せないのが
Sette uomini d'oro
1965年のイタリア映画「黄金の七人」のテーマなんですけど、紅一点のロッサナ・ポデスタ嬢がまぁエロかっこいいんですよね。
サントラのジャケも大好きでよく飾ってました。
ちょっとびっくりしたんですけど、とある地下アイドルの方がこの二枚を絶賛していて、まぁ友達の友達ということもあって、めちゃくちゃ会話もりあがってしまったんですけど、なんか推せますね。そういうアイドル。
もう一つ、映画つながりで。
Claudine Longet - Who Needs You
彼女、もともとフランスからアメリカに渡った女優さんなんですけども、テレビ用冒険映画シリーズ『Run For Your Life』で披露した歌声にハーブ・アルパート(オールナイトニッポンのテーマの人、といえば知ってると思いますが)が惚れ込んで、デビューさせたという異色の歌手です。
フリッパーズもこの曲、パクリに近い形でオマージュしてますね。
Flipper's Guitar - Summer Beauty 1990
僕としてはキュビズモグラフィコのサンプリングが大好きです。
Cubismo Grafico - Fairytale Of Escape
このTOUT!ってアルバム、本当に捨て曲がないのでオススメです。
話がそれましたが、
最後にちゃんとした実力派スキャットをおいておきますね。
Spain · 陳奐仁
シンガポールの方なんですけど、チェット・ベイカーのような入りから、後半畳み掛けるようなスキャットの技が見事です。
しかし、再生数100回も行ってないとは。。。
ちょっと今回洒落モノ系になってしまったのですが、土曜の朝ということで。
であであ。
ヲタクしか知らない「ピアノ系ラウドロック」のルーツを探ってみた件
どもです。
アニメやアイドルのヲタクにとっては聞き馴染みのある
この、ピアノ入りのラウドロックってジャンルなんですけど、ふと、メインストリーム(いわゆる流行の)だとあまり聴いたことがないなって思ったことありません??
ってかむしろヲタクしか知らないジャンルなのでは?とか思っちゃう。
「陽キャの知らない物語」みたいな。うまいな。ワイ。
んで、とある音楽に詳しいヲタクにルーツってなんだろね?って聞いてみたところ
そりゃチャック・ベリーとかじゃないの?
って言われて、そりゃそうか。って納得してしまったんですけど
Chuck Berry - Rock and Roll Music (1958)
いやそうじゃなくて、僕が言いたいのは最近のラウド系ロックのことなんですよね。
あ、ちなみにですけど、初期のロックってこういったブルースやジャズ・ベースだったんですけど、踊れるジャズこと、スイング(揺れる)の同義語としてロック(同じく揺れる exロッキングチェア)という言葉が生まれました。
って僕のカンですけどね。え。でも多分あってる。気がする。
でも明日会社とか学校で得意げにいわないでね。いじめられるから。
Ben Folds Five - Philosophy
僕の知る限り、ラウドロックで、どうでもいいけどラウドロックって言い方むちゃくちゃダサいな。
で、ピアノがメインで出てきたユニットってベン・フォールズが最初なんですよ。
彼らは本国アメリカでは鳴かず飛ばずだったんですけども、渋谷のご意見番ことコーネリアスが大絶賛したことによって、1995年に日本でブームになって本国に逆輸入される形でヒットしたグループです。
なんかいわゆる月九のドラマでも木村拓哉がベン・フォールズを聴いているヒロインに対して、
「へー。センスいいの聞くようになったじゃん」
っつって僕の爆笑を誘うシーンがあったんですけども
・・・というのも英語わかる方は耳を凝らして聴いてほしいんですが
Ben Folds Five - Underground
「俺は学校じゃダサかったから覚えてないだろ」
「すれ違いざまに笑いかけてくれた女の子にすらうつむいてたけど」
「だから地下が俺の居場所、最高!」
みたいな感じのヲタク丸出しで、キムタクがいうおしゃれ感とはほど遠いバンドなんですよね。そもそも最初のphilosophyだって
「笑いたきゃ笑えよ、俺には俺の哲学があるんだ」
っつって陰キャそのもの。
つまりはベン・フォールズこそがヲタク系ピアノラウドロックの元祖だと、僕は思っておるわけです。
んじゃ日本はどうなのかというと、僕はまっさきにヒイズミマサユ機氏をあげたい。
SLOW DAYS H ZETT M
彼を知らなくても東京事変のピアノの人って言えば知ってる方の居るかもです。
もしくはNISSAN 笑
いやちょっと余談というか脱線なんですけど、彼がH ZETTRIO名義で出したDancing in the mood というクソかっこいいインストがあるんですが、NISSANがモロパクリをして一部で話題になりました。
なかなかにヒドくて笑えるんですけど、
やっちゃえNISSANってそういうことではないだろ。
ヒイズミ氏はこれに対して
言ってくださればもっとかっこいい曲つくりますよ!
とツイートしてました。かっこいい。
さて、閑話休題。
Slowdaysを聴いて「あれ?」って思ったヲタクの方、僕も思いました。
そう、これですよ!
メルト 初音ミク
当時のニコニコ動画にメルトショックを引き起こした名曲なんですが、奇しくもヒイズミ氏のSlowdaysの発表の年のことなんですよね。
製作者のryoさんは明言してないんですが、この以前にはピアノ系ラウドロックの系譜はボカロ界隈ではまったくなかったので、影響をうけたのは間違いないんじゃないかなと、僕は思っています。なんとなく似ているしね。
この後ボカロ界隈、アニメ界隈では爆発的にピアノロックが広まっていくことになります。
ということで今日はあっさりめに。
BiS / "Hide out cut (Special Edit)"
ではでは