「わって言わないよね」 ハンバーガーショップの二階、禁煙席、例の壁一面、随分と柔らかそうな背もたれの付いている側の方、たっぷり二人分を占領している彼女が僕にそう言った。 僕に言ったのだろう。なんせ店には僕と彼女しか居なかったのだから。 しかし…
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