この世に天才なんかいないんじゃないか説

時々どうしても英語を使わなくてはイケない状況ってあるじゃないですか。

そういう時に必ず「え？なんで喋れるの？」って聞かれるんですけども、恥ずかしいんで「ちょっと海外住んでたことあって・・・デュフフ」みたいなキモオタ全開な回答をするんですよ。

そうすると大抵は「あーだからか」みたいな返事が返ってくるんですね。

おいコラちょっと待て、待ておいコラ！

褒めろよ！！

住んでたからって自動的に喋れるわけねーだろ、おい。じゃあなにか？毎晩六本木でわけわからん洋楽で騒いでるやつも毎日英語聞いてんだから自動的に喋れてるか？喋れねーだろ！

字幕でプリズン・ブレイクをシーズン７まで観たからって自動的に喋れんのか？違うだろ？それからマイケル！おめーはもう牢屋居ないんだから、なにブレイク中なんだよ、マジで。

なんだっけ？ああ。英語ね。

海外住んでても現地語喋れない人は山程います。赤ちゃんから住んでいる、とかでない限り、それ相応のコンサバティブな努力は必須です。１０年くらい日本住んでるのに英語しかしゃべらない人、居るでしょ？アグネスとボビー・オロゴンは「芸」だけどさ。

アイキャッチでピンと来た人もいるかも知れないですけど、その昔、ロバート・ジョンソンっていうギターがヘッタクソな少年が居たんですよ。しかし、たった２年後には驚愕するほどのブルースミュージシャンに成長してたわけです。

で、周りは「クロスロードで悪魔に魂を売って名声を得る契約を結んだからだ」なんて伝説で彼を語るわけなんですけど、もともとはトミージョンソンって人が語った伝説で

自分のやりたい楽器の弾き方や、自分で曲を作るやり方を覚えたかったら、ギターを持って道が交わってるところへ行くんだ。クロスロードにな。忘れるなよ。そこに行くのは夜の零時ちょっと前だ。間違いなくそこにいるようにしろ。持ってきたギターを一人でひとくさり弾いてみる。すると黒い大男が起き上がってお前のギターを取り、チューニングを始めるだろう。そいつは弾き終えると、ギターをお前に返す。俺はそうやって何だって好きに弾けるようになったのさ。

まぁちょっと不思議な話なんですけども、もともとはアフリカの宗教的な儀式の逸話なんかも混ざっているそうです。

・・・・で、何が言いたいかというと、そんな訳はないので恐らく馬鹿にされて頭きたロバート少年は必死に死にものぐるいで練習したんだろうなと。友達曰く、当時のブラック文化では努力したとか、がんばった、とかがカッコ悪く「俺は天才だ、才能があるんだ」って方がカッコよかったらしい。ホントか知らんけども。

僕はカッコ悪いので「よく頑張ったね！」って頭なでて欲しい派ですけどもね。

まぁでもわかりますよ。だって木村拓哉って常に「キムタク」じゃないですか。マジで。僕の知る限り、キムタクじゃない木村拓哉って見たこと無いもん。初めてギター弾いた時もちゃんと弾けてたし、初めて声優やったときもちゃんとジブリ声だったし。

でもね。ある朝起きたらギター弾けてた、なんて人間居ないので、めちゃくちゃ必死に練習したんだろうなと。木村拓哉がキムタクであるために。

で、本番で「え？まぁそれくらいなら出来ますけど、俺キムタクだから」みたいな顔してギター弾くんですよ。カッコ良すぎて腹立つわ。

天才といえば、

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