米津玄師のノスタルジィ「恋はみずいろ」の誤解について少し
どうもです。
以前インタビューで読んだのですが米津玄師は「恋
で。ご存知無い方のために一応貼っておきますが、こんな曲です。
インストとしてはポール・モーリアが有名ですね。
恋はみずいろーポール・モーリア
歌ものとしては、ヴイッキー・レアンドロスがメジャー。一度は耳にしたことあるのではないでしょうか。ちなみに彼女はギリシャ人ですが、フランス語で歌っています。
恋は水色- Vicky Leandros
米津は時折、徳島への郷愁からか、さまざまなキーワードやリズムを自身の歌の中に散りばめるのですが、「ホラ吹き猫野郎」という曲の中にもこんな歌詞が出てきます。
そんなこんな言う間に日が落ちて スチャラカどこ行く帰り道
恋は水色 鳴く蛙 豆腐のラッパ 声が遠く
米津の歌詞はその独自性から時折複雑だったり難解だったりするので、考察しすぎて曲解されることも多々あるんですけども、
その推察で言えば、おそらく「恋=水色=ブルー=うまくいかない恋」と婉曲的に理解することができるため
という解釈を見つけたので少し恋はみずいろの誤解について書きたいと思います。というか、米津関係なく、この曲は誤解されやすい曲なので仕方ないのですが、
そもそもフランス語のブルー(Bleu-ブリュ)に、英語のような「憂鬱」という意味はありません。
恋はみずいろの歌詞をちゃんと追ってみれば一目瞭然なのですけども、
青い、青い、恋は青いわ
私のこころをやさしく揺らす
恋するこころを
青い、青い、恋は青いわ
空のように
あなたの目の中でたわむれる
これが1番で
灰色、灰色、恋は灰色
私のこころは泣くわ
あなたが行ってしまうと
灰色、灰色、恋は灰色
雨が降るの
あなたがここにいないと
これが二番。
もうおわかりだと思うんですけども、「恋はみずいろ」って自分の恋する気持ちの浮き沈みを空の色に例えた歌なんですね。
あなたが居ると青い空のように恋はみずいろ。
あなたが居ないと雨の空のように恋ははいいろ。
つまり恋はみずいろ、とは「うまくいかない恋」どころか、全く逆で、恋する幸せな気持ちを表していることがわかります。
まぁこだわりモンスターの米津玄師なら、恐らく知っていることでしょう。
ということで短いブログですが、例のごとく最後に僕の一番好きなヴァージョン、置いていきます。
CLAUDINE LONGET - love is blue
ソフトロックの名門、A&M Recordより
クロディーヌ・ロンジェはフランスからアメリカに渡った女優さんなんですけども、ささやくように歌った「メディテーション」がハーブ・アルパートを魅了して、その後歌手としても活躍します。ヘタウマが魅力的でレコードは全て買い漁りました。
ということで、ではでは