存在しなかった未来。レトロフューチャーとレイモンド・ローウィにとてつもなく憧れる。
少し前に一部で流行ったネットスラングに「ダサピンク現象」という言葉があります。
宇野ゆうかさんという方が発信源なんですけども、また「ピンク=ダサい」と誤解もされやすいスラングです。
ダサピンク現象とは、安易に女性向きならピンク色にすればいいんでしょ?と、本来の女性のニーズを理解もせずにデザインしてしまうような(主に会社の偉いおっさん)プロダクトは、総じてそもそものデザイン自体もダサい、というような意味だと認識してます。
弱小ブログだから平気で晒すけど例えばこういうのとか。かわいいの?これ。やっぱり「女性用はピンク」みたいな安易なプロジェクトはそもそものデザインもあまり魅力無い気がするんですよね。どうですか?女性の皆さん。これ欲しくなる?
僕は根っからのAndroid派だけど、機能はともかく「持ちたい!!」って思わせる時点でiPhoneのデザインに到底及ばない。
ちなみに僕はRobin一択です。デザインが好き過ぎる。
次買うとしたらINFOBARかも。
僕はグラフィックのデザイン専門なので工業デザインに関してはド素人だし、よくわからないんですけども、心理学的にも本来めちゃくちゃ重要なんですよ、デザインって。けれども日本の街をあるいてみても、結構疎かにされてませんか?デザインって。
こういう街よりも
こういう街のほうが僕はウキウキしてお金を湯水のように使っちゃう自信ある。
そりゃお前、外国だからだろ?って言われればそれはそうだけど、デザインに意識が込められているかどうかの問題だと僕は思う。
で。僕は60年代までのアメリカに凄く憧れるんですよね。産業革命以降、経済は右肩上がりで、70年代に公害問題などが表面化して世紀末思想が流行し、退廃的な雰囲気が流布されるまでは、誰もがリッチで不自由のない便利で素敵な経済の発展と未来を想像していた。(多分)
そういう「希望」のようなものが、デザインにも現れてるんですよね。
僕の大好きなデザイナー、レイモンド・ローウィなんか、特にそれを感じるんですよ。
アホでしょ。笑
この、機能とは一切関係ない、遊びのフリ幅がでかすぎる機関車。
走るわけではないのに全く無意味な流線型の鉛筆削り。
絶対ジェット積んでないから全く無駄なフロントグリル。
絶対に効率の悪い彼の考えるオフィス。
けどなんか、見ているだけでもワクワクしませんか?僕はします。
ちなみに不二家のデザインも彼です。もともとフランスからアメリカに渡った人なんですけども、とにかくこんなので溢れかえっているアメリカの街を僕は歩いてみたかった。
で、仮にこのまま未来を迎えたらどうなっていたのか?というレトロフューチャーにも憧れます。
いやちげぇ!!!!
なんかこえーよ。なに右の乗り物。おこなの?鼻ついてんじゃん。なんだよ「空想科学小説家」って職業。ちゃんと食えてんのか?
違くて。例えば2001年宇宙の旅のアートワークのような。
で、ゲームの話で申し訳ないんだけど、「FALLOUT」シリーズがまさにレトロフューチャーで、設定のアートワークからしてこだわりまくっている。
一応設定は2050年代の核戦争後の退廃した世界なんだけれども、何故か1950年代風のデザインが主軸なんですよね。
www.youtube.comああ。。。もう全てがカッコイイ。そもそもこのゲーム会社であるベセスダ・ソフトワークスの大ファンで、このシリーズも相当やりこんでるんですけどね。
ゲーム自体もかなり面白いので、未プレイの方は是非に。現在の最新版はFALLOUT76ですが、MMOなので4がオススメです。3はちょっと古いかも。
ちなみにイギリス版レトロフューチャー、「We Happy Few」も
時計じかけのオレンジ風な世界観でなかなかのできの良さだったんですけども、ゲーム自体がただのお使いクエストばっかりで、操作性もイマイチでした。好きでしたけどね。
ながながと書いたわりには、単に好きなものを羅列するだけ、という全く含蓄のない内容になってしまいましたが、今日はこの辺で!
ではでは