苦手な音楽を好きになる50の方法 50 ways to love music you hate
いや、50も書かないけど。
なんかこう、一周回ってイカすじゃないですか。
こういうタイトルって。
Three Cheers For Our Side ~海へ行くつもりじゃなかった: みたいな。
次、推しについてのブログ書くときは
「彼女について私が知っている2,3,の事柄」
ってタイトルにするって決めてます。
いや、めちゃくちゃダサいな。
一口に音楽が好きって言ってもやっぱり偏っちゃうわけで、本当に音楽好きって胸を張って言うにはやっぱりどのジャンルも網羅したいって思うじゃないですか。
美食家を豪語しながら
「にんじんきらーい!」
って人いないじゃないですか。
音楽好きですつって
ヴィジュアル系しか聴かないとかだったらそれはもう音楽好きではなくて、ただのV系ファンではないかと。
まぁそれは考えすぎとしても、結局なんでも偏見なしに心から楽しめた方が、絶対人生得するだろうな、というのは事実なわけで。
でね
20代のころアメリカに住んでて、同じバントのギタリストとルームシェアしてたんですけど、彼がボサノバにめちゃくちゃハマってて、僕にはちょっとそれがわからなかったんですよ。
で、ある日思いつきで僕らが住んでるニューヨークからフロリダまで、アメリカ縦断しようぜ!ってなって運転交代しながら24時間で1300マイル(約2100キロ!)移動しました。
ほぼ北海道から九州の距離を南に向かって一日で運転するわけです。いかれてるよね。
NYを出たときはコート着て手袋してても車内でブルブルふるえてたのに24時間後にはTシャツ一枚、窓全開だったから、アメリカって凄いよなーって思ったりして。
フロリダ着いた瞬間、道端でスタックしてる車がいたから、降りて押すのを手伝ってあげたんだけど
「お前らこれ必要だろ?」
ってマリファナの塊くれたりして。
そんなお礼あるかよwって思ったけど、大統領だってやったことあるよーって発言する国なんで、まぁ普通なんだろな。
フロリダにkissimeeってところがあるんだけど、
キスミーだって!つってふざけてる僕に、改めて友達がボサノバかけてくれたんですけど。
まぁこれが最高で!!!!
確かJoão GilbertoのAguarela do Brasilだったと思うんだけど。
その時に初めて、
「ああ、音楽って場所と気持ちとにリンクさせないと理解できないものもあるな」
と、思ったんですよね。
それ以来ボサノバは漁師が片手間で作ったアルバムみたいなものまで買うようになってしまってですね。
もっと若いころは憧れとか情熱みたいなもので好きになったりもあるのだろうけど。
まぁ、それだけの話なんですよ。今日は。
だから自分があまり好きじゃないなって思ってるジャンルとか
場所とか気分とか一緒にいる相手とか
そういういつもと違うシチュエーションで聴いてみたら意外とぶっささるかもしれないので、一度聴いてダメだった音源も、ずっと持っておいた方がよいですよ。
めちゃ恥ずかしい話なんですけど、この前までバイトでいた20歳の男の子とたまにカラオケ行ったりしたんですけどね。
彼の好きな「サイダーガール」ってバンド
ちょい前までなら絶対にバカにして聴かなかったんだけど
二人でカラオケでバカみたいに大声で歌ったら、まぁ楽しいw
ああ、こういうのってこうやって楽しむと悪くないなーと。
これは多分リアコな自分を反映してるのかもしれないけど。
ところでこのPVの女の子、ばちくそかわいいですよね。
ではでは。