音楽に詳しい人が思わずニヤッとしてしまう新ジャンル「Guilty Plesure」とは?
どうも、朝倉未来です。
最近海外の音楽記事で有名ミュージシャンたちの自分のギルティ・プレジャーはこれだ!つってまとめてあるリスト見つけて面白いなと思ったのでブログにしてるんですけど、前からあったらごめんね。
Guilty Plesureってなかなか日本語にしづらいんですけど、もともとは夜中に食べるアイスリームみたいな、良くはないんだけど、やめられない喜び(罪のよろこび)なんかに使われるんですけども、音楽業界では「これ言っちゃうとダサいのわかってるんだけど、実はこの曲結構好きなんだよね」みたいなジャンルです。わかるかな?
例えばで言えば、めちゃくちゃワルで少年院出のウェッサイ系のゴリゴリの日本語ラッパーが、「zoneの君がくれたものっていい歌だよね」って言っちゃうみたいな。
まぁもう一つ理由があって、そもそも日本の音楽文化において、詳しい人ほど音楽ジャンルに偏見ないし、むしろそれがなんかカッコよく感じたりするっていうか。
実際ZORNってラッパーがいるんですけど、まじでsecret base ~君がくれたもの~を歌ってた女の子バンドが由来ですからね。
とはいえ!
なんですけど、SpotifyとかでGuilty Plesureのプレイリスト見ると、多分だけど「あー!わかる!わかる!」ってニヤニヤしちゃうと思うんですよ。絶妙なダサさに。
ちょっと見てみましょう。
どうですかね?
なんかニヤニヤしちゃうでしょ?
僕なんかは普段から堂々とポップス好きを公言してるからそんなのあまりない気がするんだけど、いや、たしかにいい曲なんだけど、堂々と好きっていうのちょっと恥ずかしいなって言う絶妙なラインナップなんですよね、
中にはグー・グー・ドールズのIrisとか、何が恥ずかしいのかよくわからない名曲もあるんですけど、多分流行りすぎてなんだかな、って印象が現地の人にはあるのかも知れない。
ちょっと気になったのいくつかピックアップしましょう。
Simple Plan - Welcome To My Life
ちょうどエモポップが流行った頃のカナダかなんかのバンドなんですけど、何がダサいって歌詞が壊滅的にダサい。
Do you ever feel like breaking down?自分が壊れてしまう感覚ってわかる?
Do you ever feel out of place?自分の居場所じゃないって思うことは?
Like somehow you just don't belongどうやってもどこにも馴染めなくって
And no one understands you誰もわかってくれないって思うことは?_中略_
No you don't know what its likeいや、きっと君には解りはしないよ
Welcome to my lifeようこそ、僕の人生へうっせぇうっせぇうっせぇわ
ダサい!!壊滅的にダサい!!!!!
あ、うっせぇわは言ってないわ、ごめん。
でもまぁ、僕、嫌いじゃないんですよね、この曲。
James のSit down みたいになんかこう、みんなで歌うと楽しそうじゃないですか。
Third Eye Blind - Semi-Charmed Life
Billy Joel - We Didn't Start the Fire
この辺は早口なので「歌えるとドヤれる」シリーズですね。
ちなみに僕は両方完璧に歌えます。まじで披露すると多分糞ダサいです。
Dexys Midnight Runners - Come On Eileen
彼らに関しては、一発屋なんだけど、リーダーが金欠になって自分の次のシングルのマスターをこっそり売ろうとして自分自らスタジオに盗みに入って捕まったというダサエピソードのせいな気がします。
メンバーのミック・タルボットは後にポール・ウェラーに拾われて、スタイル・カウンシルで成功をおさめてます。よかったね。
カーティガンズとかシックスペンス・ノン・ザ・リッチャーとか、日本でもCMとかでバンバン流れてたので、なんかメジャーすぎるダサさみたいのがあるのかな?似たようなジャンルなのでわかりやすいですよね。
ってことで尽きなくなるのでこのへんで。
あとは同世代のおっさん同士、車で乗り合わせたときにでもみんなでワイワイ聴いてみてはどうでしょ?多分盛り上がると思うので。
ではでは。