乃木坂46に見るオマージュとパクリの違い
メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲-ヤバイTシャツ屋さん
いやー。売れてしまったのでPVなくなってますね。
ども、中年ヲタクです。
この曲のPVのコメ欄に「メロコアっぽい!」とか「◯◯のパクリじゃね?」とか色々書いてあって面白かったのですけどね。
一人も指摘してなかったんですが、これスピン・ドクターズじゃないですかね?
Spin Doctors - Two Princes
微妙にメロコア以前の曲だし、そこまでドメジャーでもない気がするのでどうなんですか?オマージュですか?
バレたら困るのがパクリ
バレると嬉しいのがオマージュ
バレないと困るのがパロディ
という素晴らしい名言があるんですが、最近ネット見てるとすぐにパクリだ!って揚げ足取る人がいて、音楽って色々な楽しみ方があるのになぁと残念に思うのですよ。
ドルヲタなのでその辺を乃木坂46で見ていきたいと思います。
乃木坂46はフランスの女学院がイメージだそうでこの2ndシングル、通称「おいシャン」は全体的には少しアップテンポなヴァネッサ・パラディの「Be My Baby」を彷彿とさせます。
Vanessa Paradis - Be My Baby
ヴァネッサ・パラディはシャネルの専属モデルさんも務めた人で、曲の提供がレニー・クラヴィッツなので米国風味もありますが、フレンチ代表と言えますよね。
さらに細かくイントロを聴くと
Sylvie Vartan - La plus belle pour aller danser
youtu.be1:20秒くらいからの間奏のストリングスを乃木坂ちゃんは使用しています。
手短に説明すると、若いカップルが盗んだお金を楽器店のギターに隠したのは良いけど有名な歌手のバックバンドが買っていってしまい、ギターを求めいろんなフランスの有名人のライブに忍び込むという、ピカレスクの形をとった単なる有名人紹介映画「アイドルを探せ(Cherchez l'idole)」に出演し、日本で爆発的人気を博したのが彼女。元祖IDOL、シルヴィー・バルタンです。
さて、乃木坂ちゃんはパクりなのでしょうか?
「フランス」や「アイドル」というキーワードをこっそりと散りばめらて作られたおいシャンは、それこそ知ってる人をニヤっとさせる、素晴らしいオマージュだな、と僕は思うのですよ。まぁ上記二曲は僕がそうかな?って思っただけなので違う可能性もなくもないですけど。
RIVER - AKB48
これ初めて聴いたとき「おおお!」って声が出ちゃったんですけど、この数年前に僕がドハマリしてたThe Go TeamのUKのグライムの音なんですよね。どちらもRAPなんですけどHIPHOPではない。
The Go Team - Grip Like A Vice
リバーを作曲された井上ヨシマサさんって僕より年上なハズなんですけど、アンテナの張り方エゲツないなと。カッコいいなと。
・・・と言うようにやっぱり音楽って知らないよりは知ってたほうが楽しいときもあるし、オマージュってそういうもんだと僕は思ってて、製作者がメッセージとして意図的に組み込んでるものを「パクリだ!」って鬼の首とったように言うのもなんだかダサい気がするんですよね。
ただ、最近少し気になった事があって、数年前に夜中に実験的なアニメやってたんですよ。「てさぐれ!部活もの」という半分くらい声優さんがアドリブで遊んでいるだけの作品なんですけども、
これって、このアイデアって。ミュージックビデオつって。
いや良いんですよ、僕は彼のことよく知らないし。深夜アニメ好きで、「よくわかったねー」って事かもしれない。しれないけど、これアニヲタにもマイナーだからどうなんだろ?誰か教えて?
ちなみに葵ちゃんを演じてるのは後の「夢みるアドレセンス」のリーダー荻野可鈴さんです。
あ、スペツナズ は本当にカッコいい曲。岡崎体育のイメージかわるかも。(結局名前出す。)
ではでは