Life SUCKS but It's FUN

音楽、IT、サブカル、アイドル、その他思いつくまま好きなものだけ共有したい、ルサンチマンの雑記です。

雑記

ドライブ好きの僕が同じくらい散歩を大切にする理由を辞めていった推しに伝えたかった件

こうみえて、 と書き出しておいて、この言葉はいささかブログには不向きであると気がついたのだけれども、思いついてしまった以上仕方ない。こうみえて、以外思いつかないので続けさせて頂く。 こうみえて、僕は十数年前、とあるファッション誌に毎月掲載さ…

「勝ち組負け組」とコロナウイルス騒動について

我々が普段ごくごく当たり前に使うようになった 「勝ち組」と「負け組」 という言葉の語源って、ご存知ですか? これ、結構意外かつ知られていない話なので少しお話しさせていただきますね。 ときは1945年8月。 皆さん御存知の通り日本がポツダム宣言を受理…

これは憎悪か?愛情か? ナスタジオ・デリ・オネスティの物語-ボッティチェリ

この絵はとある富豪が新婚である息子夫婦の寝室用にボッティチェリに描かせた四枚からなる物語の一枚である。 どうやら一人の騎士が女性のはらわたをえぐり出し犬に食わせている場面で、それを見ている青年が驚いているように見える。 。。。。というより、…

思春期  エドヴァルド・ムンク

江戸時代くらいまでの日本人の平均的な寿命は約50年くらいだそうだ。言い換えるなら、医療技術があまり発達していない状態、つまり我々人間は自然な環境だとせいぜい50年くらいしか生きられない生物である。ということになる。 そう考えると当時までの風習、…

エヴァンゲリオンは現代のヴァニタスとゴドーである、気がするというお話

『愛の寓意』アーニョロ・ブロンズィーノ(1540~1545) 中世のヨーロッパの知識層の間で、寓意絵(ヴァニタス)という芸術が流行した。一見すると訳のわからない絵なのだけれど、これは何を表してるのか、というのを自分たちの知識でもって解明してゆくので…

わ。とよ。についての考察

「わって言わないよね」 ハンバーガーショップの二階、禁煙席、例の壁一面、随分と柔らかそうな背もたれの付いている側の方、たっぷり二人分を占領している彼女が僕にそう言った。 僕に言ったのだろう。なんせ店には僕と彼女しか居なかったのだから。 しかし…

キュークロプス-オディロン・ルドン

我々の祖先はネズミやリスのような動物で、主に木の上で果物や木の実等を主食にして生活していた。地上は大型の肉食動物が支配していたからである。 ところがその数万年の生活の中でー生物学的にただしい言い方をすればー突然変異によって顔の側面ではなく前…

音楽に詳しい人が思わずニヤッとしてしまう新ジャンル「Guilty Plesure」とは?

どうも、朝倉未来です。 最近海外の音楽記事で有名ミュージシャンたちの自分のギルティ・プレジャーはこれだ!つってまとめてあるリスト見つけて面白いなと思ったのでブログにしてるんですけど、前からあったらごめんね。 Guilty Plesureってなかなか日本語…

HIPHOPをよく知らないヲタクが「洗濯干すのもHIPHOP」について語りたい件

以前西野カナさんが炎上したんですけど、簡潔にまとめると 友人&スタッフにアンケート調査 リアルな恋愛体験や言葉遣い、共感できるかどうかなどをリサーチしてそれらを歌詞に反映。ひとつの物語として歌詞を完成させます。 これを聞いた視聴者からは、「ネ…

「哲学的ゾンビ」を論破できる者がドルヲタに石を投げなさい~人はみな勘違いしたまま生きてゆく

少し前に話題になったんですけど 今日はこれに反論したい。 哲学的ゾンビ問題 人の脳の働きというのは科学的にすでに色々解明されていて、 例えば赤いものを観たらどういう風に電気信号が伝達して脳に情報をあたえるか? とか実際に再現も可能なのだけれども…

幽霊の科学的根拠と認知心理学のお話

よくこう言う話は、科学VS超自然現象 のような図式になるんですが そういうのはとりあえず置いといて、少し「認知科学」のお勉強をしましょう。 人間の脳は本能的な生存上の理由から何かを見たり感じたりしたときに 2つの大切な働きを行います。 ①パターン性…

全ての呪われた子どもたちへ捧ぐ~愛と汚辱のうちに

まるで忘れた頃にやってくる季節風のように 今でも時折、「イジメ」が問題になることがある。 そしてそのたびに大勢の意見として、いじめる側が悪いという立場から イジメられる側にも問題があるという意見が まるであらゆる議論を降り出しに戻すかのように…

【思考実験】次に目を開けた時にあなたに見える景色は?

1960年代にてんかんという病気の治療法が見つかった。 てんかんは神経細胞の異常放電によって、脳全体が異常な電気信号の伝達を繰り返すことで起こる。 そして右脳と左脳をつなぐ脳梁(のうりょう)という部分がこの伝達を繰り返してしまうことから 「じ…

ガチ恋否定派による「アイドルガチ恋」のススメ

人生真面目に生きてきた男のほうが、目に見えてわかるハニートラップに引っかかりやすいものである。 会社の同僚で、真面目でいいヤツが居たんですけども、初めてキャバクラ連れて行ってもらった翌日 「たまたま付いた女の子が真面目で清楚で本当に好きにな…

高円寺フリマ「北中夜市」と中原中也のお話をしたい件

こんにちは。 今回は気持ちの悪いひとり語りになると思うのですが大丈夫? まぁBlogなんてそんなもんか。スミマセン。 最近月一回高円寺で開かる「北中夜市」という商店街にて16時から20時までフリーマーケットで、出品のお手伝いをしにいっています。といっ…

『推せる』という感情をHAMIDASYSTEMのMeさんに教わった話

世の中には完璧なアイドルというのが存在する 有名所でいえば橋本環奈さんとか 地下の僕の界隈でめちゃくちゃ有名なのが クマリデパートの早桜ニコ!(さおにこ)さんとか。 多分もっといるのだろうけど、とにかくライブ映像とかみると、0.1秒のスキも無いく…

アメリカ - サイモンとガーファンクルへ捧ぐ

最悪な気分だった。 車が故障して近所のガレージに持って行ったのは良いが、納期が遅れに遅れたのはこの国ではよくある話としても、出庫するときに作業員がfour-letter word(四文字言葉、暴言)を吐いたのだ。なにかは覚えてないが、Fuck、Cunt、Shit、米国…

ライブ会場、下から見るか?横から見るか?

今日こんなツイートを観たんですよ。 【開園ダッシュしないでください】ディズニーランドに8時に開園して50秒後の出来事です。落ちていた飲むヨーグルトを開園ダッシュで走ってきた少年が踏んで過ぎ去ってしまい、全身飲むヨーグルトまみれになりました。続…

ブランド志向に見る「高いもの=良いもの」という脊髄反射は結構ヤバいのでは論

今朝こんなツイートがバズっているのを見かけました。 1着3万円の服、私は買うけど友人は買わない一粒560円のチョコレート、私は箱買いするけど友人は買わない1回1万円のネイル、私はしないけど友人はする1泊5万円のホテル、私は泊まらないけど友人は泊まる…

「なぜアイドルに熱を上げるオジサン、オバサンは醜いのか」へのドルヲタからの反撃Blog

www.nikkan-gendai.com 1970年代、ヴェトナム戦争が激化した頃、メディアに対してほぼ規制を掛けなかったアメリカ本国では、その壮絶かつ生々しい映像の影響で反戦運動が高まっていた。 ところが、ヴェトナム帰還兵(Vietnam-Vets)は同じ反戦を唱えながらも…

CD踏みつけ男の炎上に見る間違いを指摘することと正義は違う論

どうもです。 ストリートミュージシャンである小出美里さんのCDを購入後、足で踏み潰すという動画がSNSに投稿され炎上しました。 www.youtube.com 踏みつけた男性の言い分は 路上ライブが禁止されているエリアでライブを行っていることに対しての抗議だそう…

自分で稼いだお金は自分が勝つために使うべき論

僕の知り合いに生粋のパチスロファンが居るんですけども 彼曰く 「大金使って店出るときに嫌な気分になるのなんか、パチンコとぼったくりバーだけ」 だそうです。なんか納得。 僕はギャンブル一切やらないんですけども、全てのギャンブラーを否定する気はあ…

今だから語る、ベッキー事件の真相と川谷絵音について。

あ…ものすごくゴシップ雑誌的なタイトルになっちゃった。 でもたまにはいいでしょ?こういうのも。とは言っても別に僕は業界関係者でもないから真相なんて知らないんだけども(←) 自分も天下のNHKさんに二分十秒も時間を割いていただき、言ってもいないこと…

存在しなかった未来。レトロフューチャーとレイモンド・ローウィにとてつもなく憧れる。

少し前に一部で流行ったネットスラングに「ダサピンク現象」という言葉があります。 宇野ゆうかさんという方が発信源なんですけども、また「ピンク=ダサい」と誤解もされやすいスラングです。 ダサピンク現象とは、安易に女性向きならピンク色にすればいい…

30歳。サラリーマン。ある日突然女子高生の妻をめとった話。Vol.9【エピローグ】

30歳。サラリーマン。ある日突然女子高生の妻をめとった話。Vol.8 - Life SUCKS but It's FUN 第九章:月満つれば則ち虧く ふと振り返ってみると、子供の頃はカレンダーを見るのが楽しみだった記憶がある。そこには七夕や夏祭り、花火大会など、文字通り色と…

30歳。サラリーマン。ある日突然女子高生の妻をめとった話。Vol.8

30歳。サラリーマン。ある日突然女子高生の妻をめとった話。Vol.7 - Life SUCKS but It's FUN 第八章:一葉落ちて さて。 ここから僕が語らんとすることに対して、非常に筆が重たく、気が進まない。 だがしかし、かの喜劇王チャールズ・チャップリンの言葉に…

30歳。サラリーマン。ある日突然女子高生の妻をめとった話。Vol.7

30歳。サラリーマン。ある日突然女子高生の妻をめとった話。Vol.6 - Life SUCKS but It's FUN 第七章:色は思案の外 それからの僕とひとみの恋人としての関係について、場合によっては一番興味を持たれる話かもしれないのだけれど、僕は恋愛に酔った勢いで自…

30歳。サラリーマン。ある日突然女子高生の妻をめとった話。Vol.6

30歳。サラリーマン。ある日突然女子高生の妻をめとった話。Vol.5 - Life SUCKS but It's FUN 第六章:月光ソナタ 事情のわからない出来事に慣れすぎていたのか、僕のひとみへの気持ちはその程度だったのか、今となってはわからない。わからないのだけれども…

30歳。サラリーマン。ある日突然女子高生の妻をめとった話。Vol.5

30歳。サラリーマン。ある日突然女子高生の妻をめとった話。Vol.4 - Life SUCKS but It's FUN 第五章:鉛のような飯 それからのひとみは割と明るかった。僕は勝手に、目前の問題にある程度の見切りがついて安心しているのだと思っていた。僕はひとみがまだ子…

30歳。サラリーマン。ある日突然女子高生の妻をめとった話。Vol.4

30歳。サラリーマン。ある日突然女子高生の妻をめとった話。Vol.3 - Life SUCKS but It's FUN 第四章:華に風 僕はあまり過去を振り返って後悔する事は、ない。その時その時点の何かが変わったとしても、長い目でみた場合にそれが最善だったかどうかなど、死…