【アインシュタイン記念日】僕流、誰でも2分でわかる特殊相対性理論
今日6月30日はアインシュタイン記念日です!
ので、普段親しむ機会が無かった方に2分で特殊相対性理論を説明してみたい!
細かいうんちくは全部吹っ飛ばします!ついてきてください。
1光の速度は秒速約30万キロでこの宇宙の最高速度である
時速60kmで走る車から時速3kmで前方にボールを投げたら、ボールの速度は何キロになるでしょう?
A 63km です。
じゃあ光だとどうなるんだろ?ってことで実験が行われたんですけど、どうやっても秒速30万キロを越えることは出来なかったんです。
理由を簡単に説明すると、例えばロケットが宇宙に行く時にあんだけデカイ燃料積むじゃないですか?物体をより早く加速するにはより莫大なエネルギーが必要になって、光の速度以上のスピードを出すには全宇宙のエネルギーをもっても足りないんですよ。
ということで光の速度=最高速度という結論が出ました。
2その先をアインシュタインは考えた
高さ1.5mの電車の天井からボールを落としたとします。
跳ね返って天井につくまで1秒だったとします。
ボールは1秒でどれだけ進んだでしょう?
A 3m ですね。
では同じ条件で電車が秒速3m進んでいたとします。
ボールは1秒でどれだけ進んだでしょう?
A 6m ですよね。
外から見るとボールは「V」の字を描いて進んでいるので
1.5 +1.5 + 3 = 6 です。
ここまでは大丈夫?
ではスケールをちょいでかくします。
高さが15万キロある電車の天井から光を床の鏡に向かって発射します。
天井に跳ね返ってくるのに1秒かかりました。
光は30万キロを1秒で進みました。うん。
では秒速30万キロでその電車は移動してたとします。
光は1秒でどれだけ進んだでしょう?
・・・・お?60万キロではないですよね。30万キロしか進めないわけですから。
ということは外から見た場合、天井から床に反射して天井に届くまで2秒かかってしまうわけです。「V」の字に移動しているわけですから。
ところが!!
例え電車が秒速30万キロで移動していても、電車の中にいる人には光は「V」の字に動いていない。上下に動いた(30万キロ)だけです。だから1秒しかかかってない。
つまり、
光の速度で移動している人には1秒として感じるものが、外から見ている人には2秒と感じる
という結果になってしまうのです。どう考えてもおかしいんですけど、コレ以外に答えがない。そしてこれが特殊相対性理論なんです。
動いている人、止まっている人の「相対的」な理論だから相対性理論。
アインシュタインの時代、1905年にはあくまでこれは思考実験だったんですが、現代の技術でキチンと証明されています。
以上です!きっちり2分だ!すげーーー(自己測定)
ではでは!
アイドルヲタクの僕が思う、ヲタクは何故キモチ悪いのか論
少し前の事なんですが、とある女優さんのファンが殺害予告をSNSで発信して逮捕される事件がありました。
ふむ。気持ち悪いですね。
まぁですけど事前に防げてよかったですけども。
さて、僕自身がゼアゼアゼアーズというライブアイドルの有坂玲菜さんのヲタクなんで俯瞰で見るのが困難なのですけども、
僕は「恋愛」というのは年を取れば取るほどに「根拠」というのが必要なんじゃないのかなって思うのですよ。
中高生のウチは「可愛いから」って理由だけで、相手のことを大して知らなくても
「付き合って下さい」と告白して、まぁ許されると思うんですよ。
根拠はないですけども。
けれども大人になったら
「趣味が合う」とか、「一緒にいると落ち着く」とか。
「出かけるたびに楽しさを共有出来る」とか。
そう言った根拠がお互いあって(もしくは無理やり確立させて)
「じゃあお付き合いしましょうか」みたいな恋愛が始まるわけですよね。
いい歳したおっさんが出会い頭に可愛いからって「一生捧げます!!」とか言うのは、言われた方も「え?なんで?」って思うんじゃないですかね。イキ告って言うんですけども。
まぁだから一般の感覚で言ったら、可愛いからって理由だけでアイドルに恋愛出来てしまうのは全然理解出来ないどころか、気持ち悪さすら覚えるのも当然といえば当然でしょう。
アイドルヲタク用語でそういうのを「ガチ恋」といいます。
で、トップ画の犯人のような「ガチ恋勢」は
「恋愛経験が少ないからいい歳して中学生みたいなこと言ってるんだろうな」
と、思われても仕方ないと僕も思うわけです。
ただ、一つ。
一つだけ、ヲタクをフォローさせてもらえるのであれば
昔のアイドルと違って、今のアイドルって
もっと人間味があるんですよね。
ひと昔のアイドルって、テレビに出て嘘くさいこと言ってて、もうそれは「う◯こなんてしたことありません」くらいのレベルで。まぁある意味アイドル(偶像)としてはあるべき姿で遠い存在だったわけですが
でも今のアイドルは愚痴ったり、文句言ったりうっかりしたり、ボケたり、全然可愛くない一面をみせたり、苦悩だったり不安だったりそういったプロセスまでさらけ出して、まるで近所の女の子的な、会社の新入社員的な、もしくは親戚の女の子的な、振る舞いをするわけです。
そしてそれを常にライブやトーク、イベント等の現場で発信していて、
場合によっては一対一で目の前で見せられて
最初に言った恋愛に達するまでの「根拠」みたいなものを
それに至るまでのストーリーのようなものを
自然とファンに与えてしまってるわけなんですよね。
僕自信は残念ながらガチ恋とは少し違う気がするのですけど、現場主義のヲタクがそう言った相手の性格やら個性を「根拠」と捉えて本気で好きになってしまうプロセスはめちゃくちゃ理解出来ます。そしてそういったガチ恋勢のほとんどは節度をもって接していると思います。嫌われるのが最悪なパターンですからね、当然ですけども。
だから逆に前のシンガーソングライターの事件の犯人も、それからこの事件の犯人もそうなんですけども現場に行かないでSNSで気を引こうとするヲタクの方がヤバイ印象は受けます。
なんで?ってそう言った「根拠」がやっぱり薄い気がするからなんですけども。
まぁ実生活でも「あの店の子可愛いなぁ・・・」なんておっさんも大勢居るわけですから、
ドルヲタ全部を擁護は出来ないとしても、人それぞれのそこに至る事情ってものもあるんだよ、ってのだけは覚えておいて貰えれば幸いです。
ではでは。
「やりすぎ都市伝説」にツッコんでみた。
どうも、鳳凰院凶真です。機関の圧力に屈する訳にもいかないのでBlog書いてます。俺の右腕がッ!!!!
さて。
僕の美容師さん、やたらと僕にいろんな事聞いてくるんですよ。僕個人のことではなくてサブジェクトあげて「どう思います?」って。
で先月だかに関暁夫氏の「やりすぎ都市伝説」で人類が滅亡するだかなんだかって話やってたんですけど、怖いらしいんですよね。滅亡が。
あ、これバカにしてるんじゃないんですよ。そういうのって生理的なモノじゃないですか?飛行機は自動車より安全って統計が出てても怖いものは怖い。そういうものです。
新品の尿瓶にお茶入れて飲めますか?とかそういう話。ご褒美とか言うな変態紳士。
で、僕も都市伝説好きなので見ちゃうんですよ。Cicada 3301とかヴォイニッチ手稿とかワクワクしませんか?僕はするんですよ、中二病だから。でもなんか最近の都市伝説って全然ロマンがないんですよね。なんでそう、人が大量に死ぬよ、って話を喜々として得意げに話してるのかちょっと意味がわからない。
で、本当は他人をクサったりする事は書かないようにしようと決めてたんですけど。リアルがクズなんでせめてネットではいい顔したいじゃないですか。まぁでもネタにも限界があるし、正直デマで人を不安にさせるの、エンタメだと思ってないので、彼女に話した事をまとめてみますね。お付き合いください。
まず彼が冒頭30分くらいかけて話していたこと、それは
ポールシフトだそうです。地球の軸がズレて大異変が起こると。んで磁極のN極とS極が逆になると。つまり北が南になって南が北になると。んで死ぬそうです。
NASAもそんなこといちいちイヌイットに教えてもらわなくても、星の軸が傾いたりズレたりするのは物理的に当たり前のことなので知ってると思います。
正しくは「地球の歳差運動」といいます。主に赤道部分が若干膨らんだ楕円の為、ふらつくような動きをします。コマを回すと軸が円を描くような感じです。(同じではない)地軸(北極点や南極点)はゆっくりと円を描いて今も移動しています。別に変な現象ではないです。
ちなみに現在はこぐま座α星のポラリスが北極星とされていますが、地軸はゆっくりズレているので紀元前2000年代にはりゅう座α星が北極星、未来の13000年頃には、こと座α星が北極星になります。
それからエセ科学でよく言われる「ポールシフト」は歳差運動もごっちゃにしてるんですけど、ポールシフトは別の現象です。
説明が間違ってます。
南極と北極が逆転するポールシフトは実際にあります。地質調査によって過去何回か、南極のN極と北極のS極が入れ替わっていることが確認されています。(頻度的には過去100万年あたり1.5回程度)ただコレも非常にゆっくりとした変化で序々に磁場がよわくなって、その後反転します。
彼が警告するように、ある日突然「ぐるん!」と地球がひっくり返るわけではありません。
原因はマグマの対流とかいろいろあるみたいですが、詳しくはまだわかっていません。
番組でも取り上げていたとおり、地球の磁場は有害な宇宙線を跳ね返す役割を持っています。これが弱まることによって生物への悪影響は間違いなくあるはずです。ただし、これも調査によってわかっているんですが、その時期に大量の生物が滅びたとかの事実はありません。がんの確率が上がるとか、肌が荒れるとか、その程度じゃないですかね?知らないけど。
「いつ起きてもおかしくない」のは本当ですけど、過去の割合から言って早くて数万年後とかじゃないですかね。前回が78万年前なので。絶対生きてないので気にしてないけど。
もう一個いきましょうか。
フォトンベルト説は、フォトンのベルト(輪)が地球を覆い、天変地異を起こし、霊的な変化をもたらすんだそうです。結論から言うとそんなものはないんですけど。
フォトンとは宇宙を秒速30万キロでイノシシばりに移動する質量(ほぼ)ゼロの光子のことだとおもうんですけど、停滞させることは不可能です。光の粒が道端に落っこちてるの見たことあります?(見えてる時点で動いてるんだけど)
仮に停滞してるのではなく輪っか状にぐるぐる回ってるとして、惑星や恒星の脇を通過しても数度しか曲がらないフォトンをドでかい輪っか状にするって、恒星何個分のエネルギーが必要なんです?
いいですよ、仮に、仮にものすごい質量があったとしましょう。
こんなん、通過したら惑星ごと全部粉々になります。
ついでにツッコませてもらえるならば、「この変化によって人類は、彼らが「宇宙的」レベルと呼ぶ、より高い存在のレベルに達する事ができる」そうなんですが、
光子って毎日浴びてません?太陽のフォトンと何がどう違うんでしょう?湘南の海岸にいるパリピはより高い存在ってことですか?どうなの?イルマニア。
フリーメィソンリーの話とかも相当差別的だしモラル的にアウトだし、全部ツッコんでもいいんですけど、面倒なのでやりません。まぁ関暁夫の話はどれもこれもこんな感じなので、生理的に心配されている方、ご安心を。
――恐怖から抜け出す前の記憶でもかまいません。何か怖かったことはないのでしょうか?
関 俺自身というよりも、人間が持ってる無知がゆえの行動にこそ「トラウマ」を感じる。無知がゆえの行動がゆえに、その人は無責任なんだよ。その無責任の代償っていうのが一番怖い。それが本当に猟奇的なものを引き起こしたりするからね……。
だそうです。ではでは。
メンヘラの「死にたい」の意味
メンヘラって「死にたい」ってすぐ言うじゃないですか。
みんな勝手に死ねよとか勇気ないんだろとか言うじゃないですか。
あれ違うんですよ。多分。
実は僕、今年の初めに8年付き合ってた彼女にふられたんですよね。というか連絡取れなくなってしまったんですよ。
あ、これ今度書きます?僕、面白い話わりとある方だと思うんですよ。女子高に通う書類上の「妻」が居た話とか。します?
まぁそれはさておき、そういう経緯で人生初めての鬱って診断されたんですよね。まぁ前向きに考えても死んだら楽だろうなとかは思いました、思いましたけども
字幕変ですけど、「やりたい事全部やったなぁ」という脱力感。まっちゃんと一緒。僕もまっちゃんですけど。
でも、思ったんですよね。死ぬって生きるの反対ではないんですよね。だって「死」って物自体が生の延長上にあって、意味も価値もあるんですよ。おいカミュ、聞いてるか?
例えが不謹慎かもしれないですけども、イジメが原因で自殺する子、居るじゃないですか。その子の死って無意味で無価値ですかね?
小さい宇宙の中でそこにしか意味と価値を見いだせなくなってしまうという状況は本当にいたたまれないのですけども。
鬱になって気づいたんですけど、全て無くなってもいいかな?とは思っても死は選ばないなぁと。そこに意味も価値も見いだせないわけですからね。勇気がないとかとも違う。
というか、「何にも価値を見いだせない」これこそが「生」の反対ですよね、生きてない。「死」ではないんですよ。
誰かが亡くなったら畏怖と敬意と尊敬を持って接するじゃないですか。生と同じく死は一つの形として歴史に残る。そんな事メンヘラにできるわけないじゃないですか。そういう事をしたいわけじゃないからじゃないですかね。
あなたがもしメンヘラと出会ってしまったら、少し見方をかえてあげてください。
ではでは。
乃木坂46に見るオマージュとパクリの違い
メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲-ヤバイTシャツ屋さん
いやー。売れてしまったのでPVなくなってますね。
ども、中年ヲタクです。
この曲のPVのコメ欄に「メロコアっぽい!」とか「◯◯のパクリじゃね?」とか色々書いてあって面白かったのですけどね。
一人も指摘してなかったんですが、これスピン・ドクターズじゃないですかね?
Spin Doctors - Two Princes
微妙にメロコア以前の曲だし、そこまでドメジャーでもない気がするのでどうなんですか?オマージュですか?
バレたら困るのがパクリ
バレると嬉しいのがオマージュ
バレないと困るのがパロディ
という素晴らしい名言があるんですが、最近ネット見てるとすぐにパクリだ!って揚げ足取る人がいて、音楽って色々な楽しみ方があるのになぁと残念に思うのですよ。
ドルヲタなのでその辺を乃木坂46で見ていきたいと思います。
乃木坂46はフランスの女学院がイメージだそうでこの2ndシングル、通称「おいシャン」は全体的には少しアップテンポなヴァネッサ・パラディの「Be My Baby」を彷彿とさせます。
Vanessa Paradis - Be My Baby
ヴァネッサ・パラディはシャネルの専属モデルさんも務めた人で、曲の提供がレニー・クラヴィッツなので米国風味もありますが、フレンチ代表と言えますよね。
さらに細かくイントロを聴くと
Sylvie Vartan - La plus belle pour aller danser
youtu.be1:20秒くらいからの間奏のストリングスを乃木坂ちゃんは使用しています。
手短に説明すると、若いカップルが盗んだお金を楽器店のギターに隠したのは良いけど有名な歌手のバックバンドが買っていってしまい、ギターを求めいろんなフランスの有名人のライブに忍び込むという、ピカレスクの形をとった単なる有名人紹介映画「アイドルを探せ(Cherchez l'idole)」に出演し、日本で爆発的人気を博したのが彼女。元祖IDOL、シルヴィー・バルタンです。
さて、乃木坂ちゃんはパクりなのでしょうか?
「フランス」や「アイドル」というキーワードをこっそりと散りばめらて作られたおいシャンは、それこそ知ってる人をニヤっとさせる、素晴らしいオマージュだな、と僕は思うのですよ。まぁ上記二曲は僕がそうかな?って思っただけなので違う可能性もなくもないですけど。
RIVER - AKB48
これ初めて聴いたとき「おおお!」って声が出ちゃったんですけど、この数年前に僕がドハマリしてたThe Go TeamのUKのグライムの音なんですよね。どちらもRAPなんですけどHIPHOPではない。
The Go Team - Grip Like A Vice
リバーを作曲された井上ヨシマサさんって僕より年上なハズなんですけど、アンテナの張り方エゲツないなと。カッコいいなと。
・・・と言うようにやっぱり音楽って知らないよりは知ってたほうが楽しいときもあるし、オマージュってそういうもんだと僕は思ってて、製作者がメッセージとして意図的に組み込んでるものを「パクリだ!」って鬼の首とったように言うのもなんだかダサい気がするんですよね。
ただ、最近少し気になった事があって、数年前に夜中に実験的なアニメやってたんですよ。「てさぐれ!部活もの」という半分くらい声優さんがアドリブで遊んでいるだけの作品なんですけども、
これって、このアイデアって。ミュージックビデオつって。
いや良いんですよ、僕は彼のことよく知らないし。深夜アニメ好きで、「よくわかったねー」って事かもしれない。しれないけど、これアニヲタにもマイナーだからどうなんだろ?誰か教えて?
ちなみに葵ちゃんを演じてるのは後の「夢みるアドレセンス」のリーダー荻野可鈴さんです。
あ、スペツナズ は本当にカッコいい曲。岡崎体育のイメージかわるかも。(結局名前出す。)
ではでは
吉田豪氏の判断に見るハイコンテキスト文化「アイドル」
どうも。
今までモノ書いたことあまり無いのでキャラがまだ定まってないヲタクです。どもです。
皆さんは他社に要件があって電話する時ってなんて言います?
「◯◯さんいらっしゃいますか?」
が常套句だと思うのですが、
コレってよく考えると変なんですよね。◯◯さんと話したいならそう言えばいいのに。他言語だとだいたいそうなんですよ。居ますか?って言われりゃ居るけど何?って。
こういう「言わなくてもわかるじゃん」という共通の認識の元に成り立つ文化を「ハイコンテキスト文化」というんですけど、我々日本人はほぼ単一民族といえるので、この傾向が凄まじく高いんですよね。住んでると意識しないけど。
例えばお祭り一つ取っても、盆踊り始まるとみんな一斉に踊りだすじゃないですか。「知ってる」ことが前提で成り立つんですけど、アメリカのフェスで一斉にみんなが同じ踊り始めたら、変な宗教か、フラッシュモブかと思われるよね。誰か結婚すんのー?つって。それくらい日常的でない事だと思う。
この前AKB総選挙あったじゃないですか。僕あれ見てないんですけど、見ない理由はコンテキストを知らないからなんですよね。どういう事かと言うと、AKBINGOとか彼女らの出演する番組を前もって色々見ていたら、総選挙はきっと面白い番組なんだろうな、と思うんですよね。いきなり知らない子たちの一喜一憂を見るよりは。
僕は今の日本のアイドルってめちゃくちゃハイコンテキストだと思うんですよ。ストーリィを知ってもらうことで好きになってもらう、応援させる。面白いと思います。我々って逆を言えばローコンテキストなものに若干冷めてる部分あるんですよ。24時間テレビって毎回炎上するじゃないですか?多分そこなんですよね。全く知らない人が出てきて苦労してます、がんばります、って言われても「お。。。おう」みたいな。
ハイコンテキストの反対はローコンテキストなんですけど、あえて「コンテンツ」に定義すると、アメリカは本当にコンテンツ文化。ストーリィではなく、歌唱力、ダンス力、曲の良さ、カリスマ性…etc、みたいなコンテンツそのものが高く評価される。がんばったかどうかなんか知らん。
だからJ-POPと洋楽比較してイキる必要ないと思うんですよね。商品としての意図が違うから。意味がない気がするんですよ。
で、ラストアイドルのお話。
暫定メンバーである木崎さんはルックス、歌唱力、ダンス力、どれをとっても一流だった。が、吉田豪氏が選んだのは挑戦者の佐々木一心さん。お世辞にも勝っている部分があるとは思えない。ルックスの好みはともかくとして。
これがとにかく炎上した。当たり前だ。僕らは彼女らの「コンテンツ」の部分しか観せられていないし、その点では木崎さん以外あり得ない。
吉田豪氏の理由はこう。
は?どういう事だよ、吉田。ツイッター名も「豪」にしてくれ、紛らわしいから。
ここで彼のいう「アイドル力」って何だろうか?僕が先に述べた、「今のアイドルはハイコンテキストだよね」という理論が正しければ、コンテキストを生み出す力、ストーリィを作れる力、それこそが今求めらている「アイドル力」なのではないだろうか?
それを見抜ける人、そうでない人は居るんだと思う。ジャニー喜多川さんなんかそういう意味で言ったら神様のレベル。僕だったら草なぎ君、SMAP入れないもん。おめぇはなんかちげぇな、っつって。
吉田豪氏がその人かどうかは知らない。合理的に考えれば秋元氏が指名しているのならそうなのだろう。だが一つだけ確実に言えることがある。
佐々木一心さんがこのプレッシャ-に打ち勝ち、何年か後に誰もが知る存在となっていれば、彼女はストーリィを産み出した本物のアイドルとなるのだろう。
この件で彼女のコンテキストは、既に始まっているのだ。
EMOの文化的側面が結構ヤバイ件(と、ヤなミュー)
ども。アイドルヲタクです。
皆さんは学園生活どうでした?
僕のフォロワーさんは、ドブに片足突っ込んだようなの日々だったんじゃないですか?わかる。
今度飲もうな。
でも、アメリカの学園ヒエラルキーというかスクールカーストって日本よりもっともっと露骨で残酷なんですよ。もう底辺は背中に「KICK ME」って貼られたりしてあからさまに大勢の前でおもちゃにされるとか、比喩でもなんでもないんですね。イジメなんて陰湿なものじゃない。
公開処刑ですよ。
僕もエアガンで撃たれたりしましたからね。日本人ってだけで。マジで差別大国。ガキの悪さのレベルが違う。
勘違いしてほしくないんですけど、顔面偏差値の区分じゃないんですよ。日本でもそうでしょ?美少女だって引きこもって、両手じゃ足りないからファンクションキー足で押しますよ。もがちゃんのファンクションキーになりたかったね。どうせなら。
で、90年代にEMO(イーモゥ)という音楽が出始めたんですよ。
みんなが「エモい-!」とか言ってるアレのモトです。
mineral - gloria
そのちょい以前のメロコア、グランジに比べて、ひどく内向的なんですよね。歌い方とか内容とかが。ラウドロックなのに暗い。全然ウェイじゃない。WANIMAの逆。それがエモーショナル=エモと呼ばれる要因なんですが。
コレがそういった底辺の心をガッチリ掴んだんです。いや自分たちには音楽があるからって。
なんか日本のV系文化に似てませんか?
似てません?EMOの子たち。
要はそういった「イキった」ヒエラルキー上位連中へ対しての武器だったんですよね。音楽が、ファッションが、思想が、隠れ蓑だったんです。
で、昨日も見たんですけど「ヤなことそっとミュート」というライブアイドルがいまして、新曲が
ヤなことそっとミュート - ルーブルの空
バチクソカッコいいんですよ。音が丁度この辺のEMOロックっぽいなって思ったんです。
メンバーもそもそも何かしらのヲタクと言うかナードな女の子をあえて揃えたというコンセプトもあり、正にEMO。本物のイーモゥ。エモまるーーーぅ!
話は本国アメリカに戻りますけど、これが歯止め効かなくなり2000年に入ると自殺をほのめかすようなバンドが爆発的な人気を得たりして社会問題になるんです。まぁアチラもコチラもそこは同じです。
もぅ無理・・・リスカしょ・・・て。
Panic at the Disco - The Only Difference Between Martyrdom and Suicide Is Press Coverage
タイトルにもう「自殺」って書いてある、というか長い。ラノベかよ。
ちなみにバンド名はThe Smithの「PANIC」からきてると思われます。DJを吊るし上げろ!ってアレです。
そういった業界自体の自粛モードの要因もありつつ、またあらゆるジャンルを取り込み細分化されていったこともあり、少しずつ変化していくんですよ。
Finch - What It Is To Burn
フィンチのようなエモにスクリーム要素を取り入れた「スクリームエモ=スクリーモ」、本当にずっと叫んでるだけの「リアルスクリーモ」、電子音を加えたエレクトロスクリーモ(ピコリーモ)等など。この辺はもっと語りたい事あるんですけど暴走するとおもうので辞めときます。
で、最終的にどうなったかというと、高校生、大学生相手の音楽なので、エモポップというジャンルに収まります。
The Academy Is...: About A Girl
今まで語った事、まんまPVにした感じ。ヲタクの逆襲。
でももうコレって光の世界の歌じゃないですか?エモってそもそもなんだっけ?
僕はこの辺からもう聴かなくなりましたね。好きとか嫌いとかじゃなくて。
コンビニでMATCHって買いづらいじゃないですか。買えます?
で、エモがもう全然ポップになってしまって、全然底辺の味方じゃなくなって。
そしたら底辺、なんて言い出したと思います?
「自分は日本人だ」って言い出したんですよ。いや、本当に。
刀が使える、忍術が使える、なんならかめはめ波打てる、って武器にしたんですよ。
いや、嘘みたいだけど本当に。日本で言う中二病そのものです。
Wapaneseが差別的ってことでWeeabooって言われてるんですけど、そもそもWanabeeって◯◯のフリをしてるっていう差別的用語なんですよね。
日本のメディア、どこ開いても「日本マニア」とか好意的に書いてあるんですけど、
全然違います。強く言いたい。
アメリカにおいてWeeabooとOtakuは全然別物。日本の事何も知らない。むしろ間違っている。彼らが日本に来てがっかりする動画なんかもみましたけど。まぁ忍者いないしね。
マジなんです。この子たち。
ということで、EMO好き、というと少し海外では特殊に見られてしまう可能性があるのでご注意ください。という日記でした。
ではでは。
あ、最後に一つ良いですか?
ハンブレッダーズ「DAY DREAM BEAT」
EMOとは関係ないけど今まで僕が語ったこと、どストレートにぶつけてくる、底辺の底辺による、底辺のための邦楽ロック。ハンブレッターズ。ここまで真っ直ぐだと逆にカッコいい。本当に。
では!