アイドルヲタクの僕が思う、ヲタクは何故キモチ悪いのか論
少し前の事なんですが、とある女優さんのファンが殺害予告をSNSで発信して逮捕される事件がありました。
ふむ。気持ち悪いですね。
まぁですけど事前に防げてよかったですけども。
さて、僕自身がゼアゼアゼアーズというライブアイドルの有坂玲菜さんのヲタクなんで俯瞰で見るのが困難なのですけども、
僕は「恋愛」というのは年を取れば取るほどに「根拠」というのが必要なんじゃないのかなって思うのですよ。
中高生のウチは「可愛いから」って理由だけで、相手のことを大して知らなくても
「付き合って下さい」と告白して、まぁ許されると思うんですよ。
根拠はないですけども。
けれども大人になったら
「趣味が合う」とか、「一緒にいると落ち着く」とか。
「出かけるたびに楽しさを共有出来る」とか。
そう言った根拠がお互いあって(もしくは無理やり確立させて)
「じゃあお付き合いしましょうか」みたいな恋愛が始まるわけですよね。
いい歳したおっさんが出会い頭に可愛いからって「一生捧げます!!」とか言うのは、言われた方も「え?なんで?」って思うんじゃないですかね。イキ告って言うんですけども。
まぁだから一般の感覚で言ったら、可愛いからって理由だけでアイドルに恋愛出来てしまうのは全然理解出来ないどころか、気持ち悪さすら覚えるのも当然といえば当然でしょう。
アイドルヲタク用語でそういうのを「ガチ恋」といいます。
で、トップ画の犯人のような「ガチ恋勢」は
「恋愛経験が少ないからいい歳して中学生みたいなこと言ってるんだろうな」
と、思われても仕方ないと僕も思うわけです。
ただ、一つ。
一つだけ、ヲタクをフォローさせてもらえるのであれば
昔のアイドルと違って、今のアイドルって
もっと人間味があるんですよね。
ひと昔のアイドルって、テレビに出て嘘くさいこと言ってて、もうそれは「う◯こなんてしたことありません」くらいのレベルで。まぁある意味アイドル(偶像)としてはあるべき姿で遠い存在だったわけですが
でも今のアイドルは愚痴ったり、文句言ったりうっかりしたり、ボケたり、全然可愛くない一面をみせたり、苦悩だったり不安だったりそういったプロセスまでさらけ出して、まるで近所の女の子的な、会社の新入社員的な、もしくは親戚の女の子的な、振る舞いをするわけです。
そしてそれを常にライブやトーク、イベント等の現場で発信していて、
場合によっては一対一で目の前で見せられて
最初に言った恋愛に達するまでの「根拠」みたいなものを
それに至るまでのストーリーのようなものを
自然とファンに与えてしまってるわけなんですよね。
僕自信は残念ながらガチ恋とは少し違う気がするのですけど、現場主義のヲタクがそう言った相手の性格やら個性を「根拠」と捉えて本気で好きになってしまうプロセスはめちゃくちゃ理解出来ます。そしてそういったガチ恋勢のほとんどは節度をもって接していると思います。嫌われるのが最悪なパターンですからね、当然ですけども。
だから逆に前のシンガーソングライターの事件の犯人も、それからこの事件の犯人もそうなんですけども現場に行かないでSNSで気を引こうとするヲタクの方がヤバイ印象は受けます。
なんで?ってそう言った「根拠」がやっぱり薄い気がするからなんですけども。
まぁ実生活でも「あの店の子可愛いなぁ・・・」なんておっさんも大勢居るわけですから、
ドルヲタ全部を擁護は出来ないとしても、人それぞれのそこに至る事情ってものもあるんだよ、ってのだけは覚えておいて貰えれば幸いです。
ではでは。