宇都宮発、Lucie,Tooって本当に次世代バンドなの?
アイドルかっての。
ものすごく好きでよく聴いてるんですよね。ルーシートゥー。
Lucie,Too - Lucky
だから、アイドルかっての。可愛すぎるでしょ。
ガールズバンドってもっとなんか闇っぽいとこあるじゃないですか。全然ガーリーじゃないというか。
まぁ、だから次世代バンドとかって言われてるんでしょうけど。
私たち、なんにも知りません、から一年で火がついたLucie,Tooなんですけど、もともと「オルタナティブ」ってこんな感じが多かったんですよね。
オルタナってジャンルが出始めの頃は、アメリカの白人ってガチで、ハードロック、ヘヴィメタくらいしか聴かなかったんですよ。
だからレコード屋とかいくと、Rock・Hard Rock・Heavy Metal・Oldies、くらいしかジャンル分けされてなかったんですよね。
そんで、Lucie,Tooみたいなどれでもないバントは全部「Alternative(別の)」っていう、物凄く雑なジャンルに一緒にされて陳列されてたんですよ。
グランジとかメロコアってジャンルが出来たのはもうちょい後のことで、要はそれらも、90年代当初は一緒にされてたんですよね。
グランジのNirvanaもハウスのSaint Etienneも同じSub Popだし。
で、Lucie,Tooみたいなバンドも沢山あったんですよ。で、そういうバンドっていまだにちゃんとしたジャンル名がないんですよね。だからオルタナかなって。
ネオアコとかアノラックとかって言えばそうなんですけど、丁度さっきSub Popの新人Rolling Blackouts Coastal Feverのアルバムが出るというニュースを見て
Rolling Blackouts Coastal Fever - Talking Straight
ああ、懐かしい音だなと。
90年代にアメリカでこういったジャンルに火がつく前の80年代はイギリス/スコットランドのインディーズに多かったんですよ。こういうの。ニルヴァーナがカヴァーして一躍有名になったヴァセリンズも、どちらもSub popだけど、そもそもスコットランドの53rd and 3rdだし。スコットランド、寒いから割とアノラック着てたミュージシャン多いんですよ。だからアノラックとも言うんですけど。
で、狂ったようにその辺を買い漁ってたんですけど、どれも「昨日楽器はじめました!」みたいなヘッタクソばっかりで、雑誌みたいに連発される7インチをわくわくしながら漁ったものです。
だからLucie,Tooが「なんも知りません」っていうのも、こういう音になるのかな?とも思うし、逆にいきなり火がついたことから、この辺の音を上手くやってる大人がいるのかな?とも思うし。
まぁどっちでも良いんですよ。僕は彼女らみたいなピュアな音が大好きだから。
次世代だろうとなかろうと。
最後にそういった英国のレーベルの一つ、Sarahの歌姫、Heavenly、置いてきます。
Lucie,Too最初に聴いたときになんとなく
思い出したので。ではでは。
Heavenly P.U.N.K. Girl