Life SUCKS but It's FUN

音楽、IT、サブカル、アイドル、その他思いつくまま好きなものだけ共有したい、ルサンチマンの雑記です。

ポエトリー・ラップのニューカマーだったハズの春ねむりとDAOKOは何故こんなにもかけ離れてしまったのか

 

f:id:jetsetloo:20190320185255j:plain

どうもです。

これ読んでいる方で20代の方って居ますかね。居ます?

じゃあオレもーー!!!

 

すいません、ちょっと飲んでて。

20代の方ならわかると思うんですけど、ナード側からしたらラップって一般的にあまり良いイメージないですよね。学生のころラップ聴いてた人って大体ほら、なんかあんな感じじゃないですか。 

 

 

f:id:jetsetloo:20190320172412j:plain


ごめんK DUB K DUBごめんて。

 

大好き❤

f:id:jetsetloo:20190320172701j:plain



金、女、ドラッグ、ビーフによるディスりあい、ギャング、喧嘩、みたいな文化がヒップホップの根底にあったりして、ヲタクが向いている方向とは真逆だったりしますからね。

 

けれどもそれは一般的にラップ=ヒップホップだと思われていただけであって、「そうじゃないラップもあるんだ!」って知ってから聴くようになった20代のヲタク系の方、とくに女子は多いんじゃないかな?と思います。ぼくりりとかなら聴けるでしょ?

 

そういったジャンルの中に「ポエトリーラップ」というのがあって、文字通り詩の朗読のようなラップなんですけども、春ねむりは「歌の下手な私でもこれならイケる!」と思って始めたらしく、DAOKOは「ニコニコ動画で見て知って」始めたらしいです。

 

偶然にも春ねむりが大好きだったと言っていて、そしてDAOKOも後にfeaturingした、不可思議/wonderboy聴いてみてください。

 

 

 

不可思議/wonderboy - Pellicule (Official Video)

www.youtube.com

どうですか?僕はあいにくオッサンなので、彼のリリックに全部共感したりは出来ないんですけども、自分が学生だったらがっつり響いてハマっていただろうな、と思います。それくらい彼のリリックと表現にはパワーがあるな、というのはわかります。

「DAOKOも後に」と言ったのは、彼は実は既に事故で亡くなって居るからです。この曲、当時路上で演るも誰も立ち止まってくれないという動画もあるんですけども、皮肉にも事故後に彼のリリックが掘り返されて人気が出たラッパーです。

 

ついでに、という言い方しては失礼なんですけども、ポエトリーラッパーでずば抜けてるな、と僕が勝手に思うのが志人(シビット)ですね。

 

 

志人 ZYMOLYTIC HUMAN : 発酵人間 満月 ~ 中庸 ~

www.youtube.com

 

いいからはよ、女の子出せって、ごめんよ。うるせーな。

 

 

春ねむり - 東京

www.youtube.com

春ねむりがミニアルバム一発目に作った「東京」

そしてお次が「お?ケミブラか?」と思って買ってしまったアルバムに入ってた、僕がDAOKOを知る切っ掛けとなった曲

 

 ★STAR GUiTAR 「Mind Surf feat daoko」

www.youtube.com

 

な?続けて聴くとどっちがどっちだかわからないだろ?(失礼)

まぁそれは言い過ぎなんだけどとりあえずこういう層にこういった特定のジャンルが浸透していてそれなりに需要があった、ということ。

 

で、当時顔出しほぼNGの女子高生ラッパーということもあり、

あ、もう一度言う?

 

女子高生ラッパーということもあり

 

・・・・初めてブログで色使ったわ。

こんなしょーもないとこで。

 

で、僕はDAOKOのアルバムも買ったんですけど、ある日このMVみて腰抜かしたんですよ。わりとマジで。

 

 

DAOKO『拝啓グッバイさようなら』

www.youtube.com

 

おいオメー誰だよ!!!

 

わかった、ニセモノだな?たまたま芸名が同じだった加勢大周的なあれか?違うんか?DAOKOちゃんなんか??わかった、大人だな、悪い大人にやらされてんだな?よしおっちゃん今助けてやるからな、オレのDAOKOちゃんを返せっつって。

 

まぁ冗談はさておき、実際に彼女が彼女の大好きなTempalayとの合作の際に「これまで第一線の人と仕事したり、いわゆるメジャー的な制作が続いてて、自分が本当に好きなものってなんなんだろうと思うようになってて。」と言っていたので、まぁそういう事なんでしょう。

 

ただこの姿勢がアーティストとしてダサいかどうかとかそういう理屈抜きにして、さっきのMV見た時に同時に思ったのは、キャッチアイコンとしてあり得ないくらいのオーラがあるなと。それはそれで彼女の魅力だし、バンバン出していかないともったいないじゃないですか。

 

で、一方同じ路線でスタートした春ねむり。僕が度肝抜かれたのが去年のこの曲です。

 

 

 

春ねむり「kick in the world」

www.youtube.com

このキレイな女の子は彼女自身ではないですけども、曲、バチクソかっこよくないですか?ポエトリーラップなんですけどもロックですよね。いや、演奏がじゃなくて。演奏もだけど精神が。

彼女はラップをやる上で、毎日日記を書くようにしたそうです。そうして自分でなんとなく書いてしまった時はありきたりの言葉しかみあたらなくて、本気で書いた日と全然違うことに気がついたそうです。

 

そうして毎日自分だけの言葉を探し続けてきて、今ではそれらを腹から吐き出してるんだなと。

 

www.youtube.com

本気で腹からだしてるんだな、と。

 このみっともなくも感情ぶちまけてるのが「春ねむり」さんです。僕はこっちのほうが美しいと思う。いやPVの女優さんも可愛いけどさ。

 

 

ということで同じポエトリーラップから入った二人のお話でした。

ではでは。