ヲタクしか知らない「ピアノ系ラウドロック」のルーツを探ってみた件
どもです。
アニメやアイドルのヲタクにとっては聞き馴染みのある
この、ピアノ入りのラウドロックってジャンルなんですけど、ふと、メインストリーム(いわゆる流行の)だとあまり聴いたことがないなって思ったことありません??
ってかむしろヲタクしか知らないジャンルなのでは?とか思っちゃう。
「陽キャの知らない物語」みたいな。うまいな。ワイ。
んで、とある音楽に詳しいヲタクにルーツってなんだろね?って聞いてみたところ
そりゃチャック・ベリーとかじゃないの?
って言われて、そりゃそうか。って納得してしまったんですけど
Chuck Berry - Rock and Roll Music (1958)
いやそうじゃなくて、僕が言いたいのは最近のラウド系ロックのことなんですよね。
あ、ちなみにですけど、初期のロックってこういったブルースやジャズ・ベースだったんですけど、踊れるジャズこと、スイング(揺れる)の同義語としてロック(同じく揺れる exロッキングチェア)という言葉が生まれました。
って僕のカンですけどね。え。でも多分あってる。気がする。
でも明日会社とか学校で得意げにいわないでね。いじめられるから。
Ben Folds Five - Philosophy
僕の知る限り、ラウドロックで、どうでもいいけどラウドロックって言い方むちゃくちゃダサいな。
で、ピアノがメインで出てきたユニットってベン・フォールズが最初なんですよ。
彼らは本国アメリカでは鳴かず飛ばずだったんですけども、渋谷のご意見番ことコーネリアスが大絶賛したことによって、1995年に日本でブームになって本国に逆輸入される形でヒットしたグループです。
なんかいわゆる月九のドラマでも木村拓哉がベン・フォールズを聴いているヒロインに対して、
「へー。センスいいの聞くようになったじゃん」
っつって僕の爆笑を誘うシーンがあったんですけども
・・・というのも英語わかる方は耳を凝らして聴いてほしいんですが
Ben Folds Five - Underground
「俺は学校じゃダサかったから覚えてないだろ」
「すれ違いざまに笑いかけてくれた女の子にすらうつむいてたけど」
「だから地下が俺の居場所、最高!」
みたいな感じのヲタク丸出しで、キムタクがいうおしゃれ感とはほど遠いバンドなんですよね。そもそも最初のphilosophyだって
「笑いたきゃ笑えよ、俺には俺の哲学があるんだ」
っつって陰キャそのもの。
つまりはベン・フォールズこそがヲタク系ピアノラウドロックの元祖だと、僕は思っておるわけです。
んじゃ日本はどうなのかというと、僕はまっさきにヒイズミマサユ機氏をあげたい。
SLOW DAYS H ZETT M
彼を知らなくても東京事変のピアノの人って言えば知ってる方の居るかもです。
もしくはNISSAN 笑
いやちょっと余談というか脱線なんですけど、彼がH ZETTRIO名義で出したDancing in the mood というクソかっこいいインストがあるんですが、NISSANがモロパクリをして一部で話題になりました。
なかなかにヒドくて笑えるんですけど、
やっちゃえNISSANってそういうことではないだろ。
ヒイズミ氏はこれに対して
言ってくださればもっとかっこいい曲つくりますよ!
とツイートしてました。かっこいい。
さて、閑話休題。
Slowdaysを聴いて「あれ?」って思ったヲタクの方、僕も思いました。
そう、これですよ!
メルト 初音ミク
当時のニコニコ動画にメルトショックを引き起こした名曲なんですが、奇しくもヒイズミ氏のSlowdaysの発表の年のことなんですよね。
製作者のryoさんは明言してないんですが、この以前にはピアノ系ラウドロックの系譜はボカロ界隈ではまったくなかったので、影響をうけたのは間違いないんじゃないかなと、僕は思っています。なんとなく似ているしね。
この後ボカロ界隈、アニメ界隈では爆発的にピアノロックが広まっていくことになります。
ということで今日はあっさりめに。
BiS / "Hide out cut (Special Edit)"
ではでは