Life SUCKS but It's FUN

音楽、IT、サブカル、アイドル、その他思いつくまま好きなものだけ共有したい、ルサンチマンの雑記です。

推しに捧げる最初で最後のラブレター

 

”僕に歌が歌えたなら、どんなにかっこ悪い事も言えたのに”

 

本当は君のラストライブに間に合うように何度も書き直した手紙なのだけれども

結局どんなに書いてもうまく伝えられなくて、渡すことが出来なかった手紙を

今更こうして書き直しています。

 

最初に僕は君に謝らなくてはいけないと思う

ごめんなさい。

 

いつだって、誰だって、褒めてほしいだろうと思う。

僕も自己肯定感が低い人間だから、余計にそう思う。

 

毎日だって、可愛い、好きだ、すごいね、頑張ってるね、

って言って欲しいだろうと思う。

 

でも僕にはそれが出来ないでいる、

どこか常識人ぶった大人で居たい自分がいる。

いや、違うかも。

 

ふざけることで、笑わすことで、おどけることで

どこか自分の本音をごまかして、ズルして生きてきた自分がいるだけなのかも。

 

だから、ごめんなさい。

僕はみんなみたいに、素直に毎日君の素晴らしさを言葉にすることが今でも苦手だ。

 

いい大人がバカみたい、って思う。

みっともないとも思うし、笑われるだろうと思う。

 

でも、僕は、君が

君だけは、他人の感情を決して笑ったりしない人だって知っている。

どんな話も真面目に聴いてくれる人だって知っている。

 

だから今日だけ、うまく伝えられないかも知れないけれど

がんばってみるね。

 

僕が君と出会ったのは、高円寺のちいさなフリマだった。

僕は最初。君がアイドルだって知らないで、

そして君は僕がアイドルファンだって知らないで、

 

息をつくのも忘れるくらい、いろいろな話をしたよね。

 

穏やかな青空のしたで、

君が今まで感じてきたこと、

やってきたこと、思ったこと、

楽しいこと、辛いこと、寂しいこと、嬉しいこと、

 

慎重に言葉を選びながら伝えてくれたひとつひとつが

とてもとても胸に刺さったのを今でも覚えています。

 

僕には8年間付き合っていた人がいました。

残念ながらふられてしまったのだけれども

僕はその人が人生で最後の人だと思っていたから

もう一生誰かを好きになることなんてないと思っていました。

 

二度と手に入ることのないと思っていた感情に、

ほんの少しでも触れることが出来た事

本当に君には感謝をしているのです。

 

それから

知らない街を歩いてたって

バカにして聞かなかった青臭い青春みたいな歌だって

みたこともない変な色の炭酸ジュースでさえ

 

なんだか踊りだしたくなるように感じることが出来ました。

 

全部君のおかげです。

本当にありがとう。

 

それから僕は君のライブに通うようになって

僕にはまた、別の、もう一つの感情が芽生えました。

 

アイドルとして、いや、人としてかも知れない。

決して君が口には出さないであろう、

いじめられていた君が

否定されてきた君の、歩んできた人生の苦悩が、

 

心の奥底に積もってしまって決して溶けることのない

遅延性の、緩やかな、ドロっとした、毒のような感情が

 

ハミダシステムという形で吐き出されている気がして、

 

僕は何度も涙しました。

そして僕はそれをとても美しいと想いました。

 

たとえそれが毒であっても、僕はこぼさす、

全てを掬い取ろうと、必死で君を目で追いかけました。

 

ああ、これは恋心とかではない、

君という人間に対しての愛情なんだ、と

僕は強く感じることが出来たのを覚えています。

 

そして一度覚えたその感情は、

いまでも、いつでも、これからも

変わることは決してないのだろうと、僕は強く思うのです。

 

最後に君に、もう一つ謝らなくてはならないことがあります。

もうふたつかも。

 

君がステージに立つのと同じ理由で

自己肯定感が弱い僕は、仕事が好きだ。

 

誰かに必要とされている自分が好きだ。

その感情は、君のステージを見ることよりも時には勝ってしまうと思う。

だからこれからも、何があっても毎回君に会いに行く、とは言えない。

ごめんなさい。

 

そしてこんな風に

君に感情を伝えることも、多分難しいと思う。

またあしたから、普通の大人のふりをすると思う。

バカなことをいい、ふざけて、おどけて、自分をごまかすと思う。

ごめんなさい。

 

僕は君が大好きです。世界で一番可愛いと思っています。

君を思うだけで涙がでるほど、愛しいと思っています。

もう絶対に言わないけど、毎日です、毎日思っていることを覚えておいてください。

 

 

出会ってくれて本当にありがとう。

 

ゆう

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【思考実験】次に目を開けた時にあなたに見える景色は?

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1960年代にてんかんという病気の治療法が見つかった。

てんかん神経細胞の異常放電によって、
脳全体が異常な電気信号の伝達を繰り返すことで起こる。

そして右脳と左脳をつなぐ脳梁(のうりょう)という部分がこの伝達を繰り返してしまうことから

「じゃあそこを切っちゃえば?」ということになった。

つまり右脳と左脳を2つに切断してしまうわけである。

結果どうなったか?


てんかんは治り、人々は普通に生活できた。
左右を切断しても全く問題なかったわけである。


そこで科学者はある実験を試みた。

1、右脳は左半身を、左脳は右半身をつかさどる。
2、言語をつかさどるのは左脳の働き。

以上のことがわかっている上で

右目と右脳、左目と左脳、それぞれに切断して
目の前に色々なものを置いて、左手で取ってもらうことにする。

まずは右目に、「コップ」という文字を見せる。
そうすると人は、きちんと目の前のコップをつかむのだが、
なんの文字が書いてあったかは

「わかりません」と答える。

逆に左目に、「コップ」という文字を見せる。
そうすると人は、「コップですよね?」と言いながら

なにを掴んでいいのか全くわからない。

ものすごく不思議だけれども
科学的にはきちんと理にかなっている。

右目にコップという文字をみせても言語は理解できないが
右脳が左手を動かして、コップをつかむことは可能。

逆に左目にコップという文字を見せたら、左脳で言語は理解できるが
左手を動かすのは右脳なので行動は出来ない。


さて。
世の中には、右脳を摘出、もしくは左脳を摘出されたままで
生活している人はたくさんいる。

それぞれが独立しても、我々と同じように、考え、泣き、食事をし、睡眠をする
ことが、普通にできるわけである。


ここで思考実験。

あなたはある日、マッドサイエンティストに捕まってしまったとする。
彼はあなたに麻酔をうち、体を半分に切断してしまったとする。

右半分はリビングに、
左半分は寝室に。

どちらの体も、応急処置が施され、生命活動は行われている状態とする。

 


さて…


あなたが目を覚ました時に、見える景色はどちらですか?

 


この場合、必ずリビングか寝室のはずである。
両方が見えることは、ありえない。

なぜなら両方の世界が同時に見えるのであれば
てんかん患者の実験で、どちらの目でみても、「コップ」と答えられたはずである。


仮にリビングが見えた場合。
では、


寝室にいるのは、一体誰?

 

魂があると仮定して、一つしか無いというのであれば、
そしてその「あなた」がリビングを見ているとするのであれば


寝室で、同じように考え、行動し、泣き、生きている、人は一体誰?


魂をもたない、ロボットのような人間なのだろうか?


もう一度いいます。
世の中には右脳のみ、もしくは左脳のみで生活している人達がいる。
それぞれ独立していても、きちんと生活できる。
科学が発達したいま、脳の電気信号を受け取り、義足や義手を動かすこともできる。
逆に脳に電気信号を送り、映像をみせることも出来る。


では両方とも「あなた」だったとしよう。
リビングにいるあなたも、寝室にいるあなたも、どちらも心をもった「あなた」

あなたという存在は分裂することが出来ると仮定する。


ではなぜあなたは、右脳にいたのか。そしてリビングを見ているのか。
左脳でもよかったはずの「あなた」という存在は、
そもそもどういう理由で産まれ考えて、生きているのか?


大した問題じゃない、生きているんだからどっちでもいい
と思うかもしれない。


ではこう考えてみてはどうだろう。

マッドサイエンティストはあなたに麻酔を打つ前にこう言います。
「今からあなたを切断します。そして目が覚めた瞬間右半分は爆破します」

あなたは必死に自分が目を覚ました時に自分が「左脳」であることを願うはずだ。

 

 

 

さて、次に目を開けた時にあなたに見える景色は?

『ヒズミ』と『塞翁が馬』

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こんにちは

みなさんは「塞翁が馬」という言葉をご存知でしょうか。

万が一ご存知ない方のために簡単に物語を説明いたしますね。

 

塞翁が馬

昔、中国のあるところに「塞翁」というおじいさんが住んでいました。

ある日おじいさんの馬が突然逃げてしまい、近所の人々が気の毒に思いお見舞いに上がるとおじいさんは

「よきかな、よきかな」

と言い、平然としていたわけですが、

数カ月後に逃げた馬が、家族を作っておじいさんの元へ戻ってきたわけです。

 

そしてまたある日のこと、おじいさんの息子が馬に乗っていると、落馬して足を折ってしまいます。近所の人々はまたも気の毒に思いお見舞いに上がるとおじいさんは

「よきかな、よきかな」

と言い、またも平然としていた訳です。

すると、その地方で大きな戦争が起こり、村の若者は皆、戦争に駆り出されたわけですが、おじいさんの息子だけは骨折のため、徴兵を逃れた。

 

といったようなお話。

あ。

「よきかな、よきかな」っていうのはさっき僕が思いつきました

なんかイイじゃん。っぽくて。

 

この話が転じて、人生の幸不幸や吉凶は変転するものであり、不幸だからといって、その時だけの杞憂かもしれないよ、といった感じで「塞翁が馬」とか「人間万事塞翁が馬」とか言われたりします。人間は「にんげん」ではなくて「じんかん」と読みます。

つまり、人と人との間に起こりうる事象、ってことですね。

 

人生長く生きていると、こういう事って結構身を持って体感したりするものです。

今年に入ってから職場にアルバイトに来ている大学生でれんくんって子が居て、教師を目指していて、真面目で、優しくて、イケメンという、めちゃくちゃドタイプなのでものすごく仲がいいんですけども、

数日前に「実は自分、子供の頃から兄弟のなかでも出来が悪いせいで父親に嫌われていて、今は母親と二人暮らしなんですけど、今でもコンプレックスなんです」

という話をされて、まぁ、なんて答えて良いかわからなかったんですけども、

 

「でもね、それがあったから真面目に勉強して教師を目指そうという今の君が居るのかも知れないし、そういう真面目で優しいれんくんだからこそ、可愛い彼女も君に魅力を感じたのかも知れないよね。君はもっと胸を張っていいと思うよ。」

 

というお話をしたので、こんなブログを書いています。

彼女の顔しらんけどね。

 

 

 「ヒズミ」という曲について

閑話休題

僕はアイドルヲタクなのですが、僕の推しが以前所属していたグループの曲で「ヒズミ」という楽曲があります。

  

 

ツイートでもしょっちゅう言っていたのですが僕はライブでこの曲、涙なしでは観られないのですよね。

 

僕の推しMeちゃんこと、ミコトさんは、中学、高校でイジメを受けた経験があって、高校時代、アイドルであることがバレると余計にいじめられ、それでも学校は休まずに保健室で勉強をし、無事大学に合格し、アイドルも勉強もいまでも頑張っている子です。

 

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@exHMDS_Mikoto

 

その「ヒズミ」という楽曲の中に

 

「歪んでいい、歪んでいい、普通には目もくれず」

 

というMeちゃんのパートがあるんですけれど、どこか、自分が普通の女子学生ではなかったと(恐らく)思っているであろう、彼女のライブのパフォーマンスでは、多少音程が外れるくらい、そのパートだけ力強く熱唱するんですね。

 

僕はいつもそこでボロボロと泣いてしまうんですよ。

ただ、勘違いしてほしくないのですが、僕はそれを気の毒だとか思って涙した事は一度もなく。ただひたすらに尊くも美しいと。涙してしまうんです。

不謹慎ですかね?

 

人生が本当に塞翁の馬のように、どんな不幸も「幸せ」に転ずるのであれば、さぞ、素晴らしいでしょう。

 

彼女の抱えた「不幸」がどれほどのものであったかは、僕は知る由もないし、その不幸が今、彼女にとってどのように「幸せ」に転じているかなんて、僕には計り知れない。

 

けれども、彼女の背負ってきたものを全力で載せた、たった一行のリリックに、大きく人の心を揺り動かす「なにか」がそこにあったことは事実だ。と僕は思うのです。

そうして自分の弱さを強さに変えて吐き出している彼女を、僕は尊くも美しいと思い、涙してしまうのです。

 

僕は切に、彼女の不遇がいずれ、広大な平原を駆け巡る塞翁の馬のように、希望と幸せに満ちたものになればいいなと。心からそう思っているし、

 

今こうしてコロナの影響で不遇や先行きの不安を抱えている、あわよくばここまで読んでくださった皆様の近い未来も、幸せに溢れることを願っています。

 

 

2020年3月末日。

 

 

HAMIDASYSTEM - ヒズミ (Official Live Video)

www.youtube.com

 

 

ガチ恋否定派による「アイドルガチ恋」のススメ

 

人生真面目に生きてきた男のほうが、目に見えてわかるハニートラップに引っかかりやすいものである。

 

会社の同僚で、真面目でいいヤツが居たんですけども、初めてキャバクラ連れて行ってもらった翌日

 

「たまたま付いた女の子が真面目で清楚で本当に好きになってしまった!また行きたい!」

 

とか抜かしやがったので胸ぐら掴んで

「なんだよ?清楚なキャバ嬢って。お前今『安全な核爆弾』くらい矛盾したこと言ってんだぞ、目を覚ませ!!!」

っつて往復ビンタかましてやりました。

 

まぁ僕みたいに冴えない男を何十年もやっているとこじらせているので、これくらいの防衛本能が働くからそもそもキャバクラなんか行かないし興味もないし、世の中斜めに見すぎてるとこはあるので、ハニートラップ回避能力は相当高い、まじで。

 

だからコンカフェなんかも本当は好きじゃない。

「ご主人さま~また会いに来て~」とか言われても、そういうのイイからつって財布だけおいていこうかなとか思っちゃう。

 

そもそもナードな人種なんて小中高といろいろ搾取され続けてきてるんだから、人一倍疑り深い。もうずっと光の世界を斜めに観てきている。一般の人は混同するけど、攻撃本能よりも防衛本能が先に働くアキバのアニメヲタクは、まずメイド喫茶なんか行かない。わざわざまた搾取されに行くのなんか勘弁してくれ、二次元は絶対に裏切らないつって。メイド喫茶にいるのはメイドヲタクか、なんとかなるかも?って思っている一般人だ。

 

そんなこんなでサブカルに足を突っ込んでたどり着いた先が地下アイドルなんだけど、僕が初めて推したレーレというアイドルはその点素晴らしかった。

全然釣ってこないのである。

ドライブ中にミグマシェルター聴くとめちゃ気持ちいいよ、って言っても

「いつかレーレもやってみたい」と100点の返事をくれるのだ。

これが「えー!隣に乗りたいー」とかだったら財布だけおいて帰っちゃう。世の中大抵、財布おいて帰ればなんとかなる。

 

こんなんだから釣ってくるアイドルは全然信用してなかった。まぁそんな何人もチェキ撮っていないのだけれども。

 

ガチ恋否定派って書いたけれども、別に否定はするつもりではないです。人の人生否定して生きる程くだらない選択肢はないと思ってるので。人を下に見て自分が上に立つことで保てるプライド?そんなんイラン。自分一歩も動いてないやん。

 

ただ、僕とアイドルはずっとそういう立ち位置だったから「ガチ恋」というのがどういう心理なのかわからなかったのだ。

若くてイケメンならまだしも、僕らみたいな冴えないおっさんが少女に恋をして、一体どこにたどり着くというのか?捨て身の攻撃にしては難攻不落すぎだろ。お前ら家に鏡ないだろ。僕は家にあるからやらん。無理。

 

 

・・・・とか思っていたんだけど。

 

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する!!!!!

わーーーーい!!!!!

隣のる????

 

 

いやまて、待て。落ち着け。僕の話を聴いてくれ。いや、オレが落ち着け。

 

 

僕は親以外には アイドルヲタクを公言しているので、最初に書いたようなことを、今は言われる立場にある。「目を覚ませ」って。

 

前にブログに書いたけど、僕の古い友達が、不器用、人見知り、自己否定、ステージだけが自分の居場所、みたいなアイドルだったのでそれでも頑張っているアイドルさんは自然と応援したくなってしまう。今の推しのMeちゃんとも、そういう出会いだった。

 

www.jetsetloo.com

 

応援したいと思って、ライブに出向いたのだけれど、チェキの時にちょっと僕はびっくりしてしまった。

 

Meちゃんめちゃくちゃ釣ってくる!!

 

僕は本当の自分の考えをブログで伝えたいので嘘なく話そうと思うのだけれども、正直釣りアイドルは苦手意識あったので、ちょっと困惑してしまったのだ。彼女のことはまだ良く知らない。けれども、人見知りな女の子が取る行動じゃない気がしたのだ。勘違いだったのか・・・・?

 

この辺はむしろ一般の方のほうが賛同してもらえるかもしれない。

 

けれども

 

 

けれども!!

 

この歳になっても人間学ぶことが多いなと思ったのだけれども、Meちゃんのママと話をしていて、彼女の一言で、僕はなんて自分が捻くれた人間なんだろうと。

 

反省したのだ。文字通り反省したのだ。

 

ママ「私はあの子にファンから1000円頂くということがどれだけありがたいことなのか、ちゃんと理解して、精一杯お返ししなさいって言っているのよね」

 

 

ああ、神様。

僕はなんて汚れた人間なのだろう。

ヲタクと楽しそうに話すアイドルが、始終笑顔が耐えないヲタクたちが、

全員天使に見えるんだよ、僕からしたら。

 

ひょっとしたら黒髪清楚なキャバ嬢だって僕の同僚を精一杯楽しませようとしたのかもしれない。知らないけど。

 

ママの一言でなんとなくすべてが腑に落ちてしまった。

チェキのたびに精一杯アイドルをして、僕を喜ばせようとしてくれる彼女がめちゃくちゃ健気で愛おしくなってしまったのだ。

 

 以前僕の推していたグループの朝倉みずほさんが、

「ヲタクは私に優しいけど、普段からそうなのかな?あとを付けてみたくなっちゃう」

とツイートしてたのが印象的だったので、ここからはアイドルの方にも聞いてほしい。いや読んでないか。

 

ヲタクは大抵みんなアホほど優しいし、本当にいい奴らばっかりだ。

僕はそんなヲタク達をみて、みんな幸せになってほしいなと心からいつも願っている。

だから僕から、僕がやっと見つけた「ガチ恋ヲタク」の到達点をみなさんに聞いてほしい。

 

 

 ヲタクはだいたいみんな両思いである。

 

いや、これはマジで。

 

先日オフ会が喫茶店であって、テーブルでチェキを撮ったのだけれども

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この直後に手を取ってマッサージしてきたので

「なに?」って聞いたら

マッサージするの好きなんだよねって。楽しそうに。おかげで死にかけたけど。

 

帰りの車の中でふと考えた。

アイドルにとってチェキ代はそこまで収入にならない。にも関わらず頼まれても居ないおっさんの手をニコニコしながらマッサージするなんて普通はちょっとできないことだと思う。

 

そう。彼女は彼女のファンが心から大好きなのだ。

 

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チェキを撮る時に僕はいつもなんの考えもなしに行っちゃうから、というか考えが飛んでしまうから、どーやって撮ろうか?から入るのだけれども、

Meちゃんが、自分から僕のマフラーくるくる巻いて「放課後デート」とか書きやがって死ぬかと思ったんだけど、

 

でもこれって僕がまれにブログとかで書いている願望、

「青春ポカリスエット妄想野郎」

ってことを知っていなきゃやらないことなんですよ。

 

こういう事って一度や二度じゃなくて、わりと毎回。しょっちゅうある。

そうした積み重ねが更に彼女を好きになってしまう要因でもあるし、

彼女を大好きでもっと知りたいと思うファンと同じくらい

彼女もファンを大好きでもっと知りたいって思っていることの証明の積み重ねでもあると、僕はひしひしと感じているのだ。

 

だからもう一度言わせてもらいたい。

みなさんももう一度推しとの会話を思い出して噛み締めてほしい。

 

ヲタクはだいたいみんな両思いなのである。

 

一般人になんて言われようと知るもんか。

僕らには僕らが積み重ねた僕らだけのストーリーと絆が間違いなくあるのだから。

2019年始動、個人的にライブで心震えたアイドル5選

 

 

・・・・と言っても、僕の通っている界隈が物凄く狭いのでもっと素晴らしいライブアイドルもいると思いますが、あくまでも個人の感想ですのでお許しを。

また逆にこんな凄いアイドルいるよ、っていうヲタクの皆さん、リプなりコメントなりで教えてくれたら嬉しいです。

 

まぁヲタクの皆様からしたら、何を今更的なチョイスではあると思うのですが、僕のはてなブログは一般の人へのアプローチでもあるので。許してね。

それぞれライブ映像付きでぐだぐだ語るので、よろしかったら音源とともに読んでくださったら幸いですん。

 

桐原ユリ(まんぼうちゃん)

www.youtube.com

 いきなり今年始動じゃない人出しちゃったんですけども「今年本格始動」みたいな感じでもいいですか?いいよね。

 

実は僕、この時トイレ入ってたんですけども(超絶失礼)、突然めちゃくちゃドツボなSwing Jazz調のイントロが聞こえてきたので、チャック閉めるのもソコソコに最前に滑り込み。あとはもうひたすら笑顔で手拍子してましたね、いや、チャックは閉めろ。捕まるぞ。競馬場のオヤジかよ。

 

 はてなブログは一般の人も見に来てくれるので、普段特定の音楽ジャンルとそれに準ずるアイドルについて書いたり書かなかったりしてるんですけども、ちょうどジャズのブログ書こうかなって思っていて、いやでもJAZZアイドルは居ないだろ、って思っていたところだったので、目からウロコでした。

 

まぁでも。単にジャズっぽい曲を演っているアイドル、ってだけならそこまで心震えることもないかもですけども、彼女の、動画見てもらえたらわかって頂けると思うんですけども、観客を巻き込むようなステージングに、すっかり心が踊ってしまったわけなんですよ。

めちゃくちゃ楽しそうな雰囲気伝わってきませんか?

後に眉村ちあきさんの盟友と聞いて、納得してしまったのですけども。

で、二曲目なんですけども。ジャズ系かな?と思ったらピアノの弾き語りにビートトラックがついてきて、

「ポエトリーラップじゃん!!」

と更に興奮してしまいました。実際にピアノ弾きながらのポエトリーラップって難しいと思うんですけどもね。

ライブ後、彼女に聞いてみたら

 

「ポエトリーラップってなぁに?」

 

と言われたんですけど。すぐにジャンル分けしてカテゴライズするのはジジイの悪い癖ですね。すみません。

音楽のジャンルはともかくとして、ライブってやっぱりこうだよな!って強く思いました。お決まり事に収まらない、彼女の自由な、その時、その場の空気で作り出す音楽とパフォーマンス。本当に素晴らしかったです。

あと、可愛いし。

 

RAY

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シューゲイザーに於けるヴォーカルは僕は楽器だとおもっているので、何言ってるのかわからないくらいで全然OKなんですけども、RAYがマイブラのOnly Shallowdで登場してからのMeteorはマジで脳みそが溶けるくらい心地よい。特にサビの部分での「Star」のスター(↓)アー(↑)の繰り返しが本気でDOPE。これわかってくれる人いるかな・・。

と思いきや

www.youtube.comシューゲをベースとしつつもキチンとしたアイドルソングも成り立っているのが本当に絶妙なバランスで、こういった楽曲は日本のフォーマットでしか産まれ得ないと思っている。上記二曲を含む「Blue」というファーストシングルが発売されたばかりなのでぜひ聴いてください。全部良曲だし、Rayのライブ、本当に素晴らしいです。

あと、可愛いし。

 

NILKLY

www.youtube.com

僕ら老害は悪意なく、人に音楽性をつたえるときに「◯◯っぽい」という言葉を使ってしまう。そしてそれは単純に一つの記号として便利だから、という意味以上はないのだけれど、アーティスト側としては嫌だろうなと。

さて、皆さんはこの音楽を聴いて、何っぽいと思うだろうか?

僕はNILKLYのお披露目を見たときにエクスペリメンタル過ぎて言葉を失ったのだけれども、個人的な事情がなければ、そのままNILKLYの専ヲタにそのままなっていました、というかしばらく専ヲタでした。

エクスペリメンタルロックというのも系統が本当に実験的すぎて、まぁ、NILKLYの曲の中には明らかなインダストリアルを狙ったものもあるのだけれども、とにかく形にとらわれない。とらわれすぎない。

が、しかし。最近アイドル界隈ではもはや定番となってしまったラウドロックの中でも、彼女らの楽曲とダンスパフォーマンスは明らかに群を抜いている。と僕は勝手に思っています。マジでくっそみそにかっこよい。

 

あと、かわいいし。

 

MIGMA SHELTER

www.youtube.com

一言で言ってもはや化け物。全員が化け物。

 

今年新メンバーを加えて始動したミシェルは個々のメンバーのパフォーマンスを目で追っていても全く隙がない。いや本当に凄い。エロかっこいい。

僕なんかは世代的に初期~くらいの悪い音がゴリゴリなっている楽曲がすきなのだけれども(動画で言えば二曲目Jointあたり)若い世代のヲタクに聞くと割と健全な一曲めのNAMEやSpider Lineが好みらしいし、それでいいのだと思う。本気で今ライブアイドル界隈で一番勢いあるのでは?

 

あと、かわいいし。

 

HAMIDASYSTEM

www.youtube.com

ヲタクは基本的には楽しい現場に足を運びたくなる生き物だと思っているし、そりゃ趣味なんだから楽しくて何が悪いって話だし、そういう僕自身が、BELLRING少女ハートという、人が上から降ってくるような現場が最初にハマったアイドルなわけだし。

ただ、時々そのベルハーというグループが、ただただひたすら暗い楽曲のみをやり続け、観客も大人しくその世界観に浸るという「ベルハーイン・ザ・ダーク」というイベントを演っていたんですけども、一言で言うのであれば今のハミシスにはそれと似た魅力にあふれている。間違いなく。

・・・っぽいという言い方はよくねーぞ!って話をした直後にこういうのもなんだけど。

 

ハミシスは僕が今年最も心を持っていかれたユニットなのですけども、だからといって、最初に書いたとおり、ヲタクのみんなに毎回大人しく世界観に浸るライブのみ通えとはなかなか勧めづらいのは事実。

だから、時々でもよいので、ふとにぎやかなライブに疲れたときにでもふらっとハミシスの世界観に浸りに来てほしいし、そういう愛し方でも僕は構わないからぜひ一度観て欲しいアイドルユニット。

そうして眺めているうちに、実は彼女らの心の中には静かにも激情から湧き出るエモさがあることを見出してもらえたら尚、嬉しい。

先日初のフルアルバム「down」が発売されたので、サブスクでもよいからBGMとしてさらっと聴いて欲しい。危うげな少女性の中に、実は毒々しくも様々な感情が交差している、素晴らしいアルバムなので。ぜひ。

 

ということで、僕が選ぶ2019 年、新生アイドル5選でした。

 

 

ライブ観るときはチャック閉めろよな。

ではでは。

ワンオクロックは何故昔のほうが良かったと言われてしまうのか~EMOとその後

 

どうもアイドルヲタクです。

この前推しのアイドルのママンと喫煙所でこんな話になったのでBlogにしてみました。

そんなん好き嫌いじゃん?って言われればそれまでなんですけどね。

 

なんかこう、語りたいじゃないですか。ヲタクって。

 

ONE OK ROCK 「完全感覚Dreamer」

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もう、演奏も楽曲も申し分なくカッコいいんですけど、

僕の記憶だと2010年前後って、邦楽ロック、特にEMOが爆発した時期で、

 

 

 [PICTURES] Pay money To my Pain

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We're not alone - Coldrain

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SiM - KiLLiNG ME (OFFICIAL VIDEO)

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 ね、豊作でしょ。

そんなん知ってるよって、言われそうですけども。でもひょっとしたら今の10代のライブキッズって知らないんですよね、この辺。あーこわい。バンプ・オブ・チキンはおじさんバンド。フォーリミが青春って言ってそう。

 

 

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 あ、完全に言ってるわ。

 

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コマチさん可愛いよね。

 

 

なんだっけ?

そうそう。EMOロック。

そもそも海外で出始めた頃はグランジのエモい版のような扱いだったんですけども、メロスピやパンク、スクリーム、エレクトロニカ等と融合してものすごい流行と発展を遂げるんですけども、

 

一つに過激になりすぎて、主なリスナーである中高生に悪影響を与えるという社会的批判と、もう一つに完全に中高生にターゲットを絞りすぎて、ポップになりすぎてしまった、ということで、2007年頃をピークに一気に人気がなくなってしまいます。

 

で、もう結論から言ってしまうと、先に上げた日本の4曲はそのポップになる前の骨太なEMOロックを演っているのに対し、今のワンオクは、ポップになってしまったEMOロックを何故か今、いやハッキリ言うと今更演っているからだと思うんですよね。

 

じゃ、中高生をターゲットにした海外のPOPなEMOってなんなの?って言うと

 

 

The Academy Is...: About A Girl [OFFICIAL VIDEO]

www.youtube.comこれが2009年

 

 そしてこれが2017年のワンオク。

 

ONE OK ROCK: American Girls [OFFICIAL VIDEO]

www.youtube.com

 

一緒じゃん!!!!

 

わかりますかね?なんかこう、好き嫌いとかの話ではなくて、

自営業の中年が少し時間空いたから近所のマクドナルドのバイトやってみたら、周り高校生しか居なかった

みたいな感覚。

 

もう一つ言うのであれば、2010年に入る前に、エモポップバンドはとっととEMOに見切りつけて違う音楽やりだしてるんですよね。だからその辺も知っている人ならば、ワンオク、なんで今更?って思うのかもしれないです。

 

この辺もめちゃ面白いんですけども、僕がめちゃくちゃ笑ったのが

 

Panic! At The Disco: I Write Sins Not Tragedies [OFFICIAL VIDEO]

www.youtube.com

で、彼らがこうなる。

 

 

Panic! At The Disco: Death Of A Bachelor [OFFICIAL VIDEO]

www.youtube.com

 

 いや、いい曲だけども!!!!!

 

どの層狙ってんだよ。シナトラか?アンディ・ウイリアムスか?

 

個人的にカッコいいなと思ったのが、ガールズエモの代表格だったパラモアが

 

Paramore: That's What You Get [OFFICIAL VIDEO]

www.youtube.com

こんな感じで80Sポップをやりだしたこと。

 

Paramore: Hard Times [OFFICIAL VIDEO]

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良いですよね、これ。

とりあえず今回はワンオクが現在所属しているFueled By Ramenレーベル縛りでまとめてみたんですけども、興味があったらそれぞれ掘っていってみてください。
 
まぁ少し今のワンオクを悪く書いちゃったかもしれないんですけども、僕は渡米してあの層向けのあのロックを完璧に仕上げて行くって誰もが出来ることではないと思うんですよね。
 
よくワンピースも昔は面白かった、とかって言われてるじゃないですか。
でも尾田栄一郎先生はハッキリと「自分が15歳だったらこれが面白いと感じるか?」と常に自問自答して今でも漫画を描いているんだそう。
つまり、ワンピースがつまんなくなったんじゃなくて、我々が歳をとったんですよね・・・。ワンオクもそう、きっと。
 
ってことで僕が好きな邦楽EMO、一個おいておきます。
海外の流れでいうと流行する前のちょっとグランジ色強めのEMOです。
かっこいいよ。
 
ではでは!
 
 
 
Say Hello to Sunshine - Fridge (Official Music Video)

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米津玄師に観る「殴り合ってでも人と付き合っていく」という事

今の時代っていわゆる「欲」をネットで完結させることがある程度可能じゃないですか。

ある程度の承認欲求、物欲、優越、保身、攻撃、達成、解明。まぁなんでもいいですけど。

 

で、デジタルネイティブな世代ってそれに一定の居心地の良さを感じている場合が多い気がするんですよね。

 

極端な話、わざわざ面倒な人付き合いするくらいなら家でYou Tubeでも観てるほうが楽。

これはデジタルネイティブに限らず気がついたら僕らの世代でもそうなってしまっているかもしれないし、決してそれが悪いって話でもないのですけれども。人それぞれなんで。

 

さて、今でこそ一流ミュージシャンである米津玄師もそういう世代で、学生の頃にバンドを組んでみたもののウマが合わず、ニコニコ動画を活動拠点として、一人で、ネットで、成功した一人です。

 

 

ところが、彼には夢があって、ある時期にそれではイケナイなと気づくんですが、それがこのメジャー2ndシングル「MAD HEAD LOVE / ポッピンアパシー」に非常に色濃く現れているので、少しそのお話をしたい。

 

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 自分はずっと1人で作曲してきたんで、1人でいるってことがどういうことかはよくわかっているつもりでいるんです。1人でいる時間って、ものすごく寂しいんですよね。寂しくて「誰かと話をしたい」と強く思う。さらにそれだけじゃなくて、あらゆることに無関心になるし、気付けば夏から秋になっていたみたいなこともある。それがものすごくしょうもないことだなあと感じて、誰かと愛し合いたいと思うことがあったんです……この曲を作るだいぶ前の話ですけど。そうなると、どんな形でもいいから誰かと関わりたくて。その関わりっていうのは、共感し合ったり、お互いの傷をなめ合うことばかりではないんですよ。「MAD HEAD LOVE」の歌詞にも書いたように、自分の意志と相反する人間と殴り合ったり、「お前の言ってることなんて絶対に間違いだ」って言い合えるような関係って羨ましいことだなって思って。

 ~米津玄師インタビューより

 

この米津が一人で築いた巨大なインターネット上の牙城に限界を感じたのが「ポッピンアパシー」にあらわれていて

 

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 やっぱり人間が希望を持って情熱的に生きるためには、そういうふうに血みどろにならなきゃいけないんだろうなって感じたんですよね。自分は今までいろんなことに対して斜に構えて、直接的な関わりみたいなものに対して消極的になって後回しにしてきた人間なんで、真正面から向き合うことをしなかった。そういう生活をずっと続けていると、やっぱりこれは人間の生き方としてすごくいびつなことをしているって気付くんですよ。だから真正面から人と向かい合って、「お前の言ってることは間違ってる」とか「お前は悪い人間だ」とか、辛辣なまでにそういうことを言い合うのも「愛情」といっていいんじゃないかって思ったんですね~中略~「他人からどう見られるんだろう」とか「こう思われるかもしれないからこういうことは言わないようにしよう」みたいな打算って、自意識を持ってる人間なら誰しもあると思うんです。でもそれがほとんどない人間って、すごく美しいと思う。何の屈託もなく笑ったり怒ったり泣いたりできる人間って、素晴らしいんですよね。そういう自分の中の理想が反映されているのが「MAD HEAD LOVE」だという。

 

この殴り合ってでも人と関わって生きて行きたい、と感じているのが「MAD HEAD LOVE」に表れている。

 

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なにか夢をもって生きていこうとしている人付き合いが苦手なデジタルネイティブ世代の人たちに、また気がついたら便利なネットの海で溺れてしまっている僕らの世代に、何かしらのヒントになればな、って話です。

 

さ、You Tubeでもみてこよっと。

 

ではでは。